掃除は大変だが、朝の混雑解消でストレスフリー。洗面台のボウルを2つにするメリットとデメリット。
近年人気のボウルが2つある洗面台
従来の建売住宅などでは洗面台に備え付けられたボウルは1つというのが一般的でしたが、近年、1つの洗面台に2つの洗面ボウルを設置した「ダブルボウル」や「2連ボウル」の洗面台が人気を集めています。
なぜボウルが2つある洗面台の人気が高まっているのでしょうか。今回は、洗面ボウルを2つにするメリットとデメリットをご紹介します。
2つにするメリット
洗面ボウルを2つにする最大のメリットは、なんといっても利便性が高いことです。洗面ボウルが1つしかない場合、歯磨きや洗顔などを一度に一人しか行うことができず、朝の時間帯などに洗面台が混雑してストレスを感じたり、見出し南無を整えるのに十分な時間を確保できなかったりします。
しかし、洗面ボウルが二つあると二人同時に洗面台を使うことができるため混雑が起こりにくく、余裕をもって身支度を整えることができます。
家族が多い家庭。特に、女性が多い家庭や歯磨きなどに時間がかかる幼児がいる家庭では特にメリットが大きいと感じるでしょう。
まだ、ボウルが二つあるタイプの洗面台は高級感があり見た目がオシャレなこともメリットといえます。
2つにするデメリット
洗面ボウルを2つにすると掃除やメンテナンスの手間が増えるだけではなく、設置にかかる費用も増えてしまいます。
また、洗面台が大きくなるため洗面所を広めにする必要がある、レイアウトが制限されるといった問題があります。
メーカー既製品の洗面台ではなく、造作洗面台であれば狭い空間に洗面ボウルを2つ設置することもできますが、ボウル同士の距離が近すぎたりボウルのサイズが小さすぎたりすると利便性が悪くなります。メリットが少ないどころかデメリットばかりになるので、広さが十分でない場所に洗面ボウルを2つ設置するのはおすすめできません。
セカンド洗面台という選択肢
洗面ボウルを2つにしたいけれど大きな洗面台を設置するのが難しいという場合は、メインの洗面台のほかにセカンド洗面台を設置するという方法もあります。
洗面所に一台、2階の廊下や玄関に一台というように設置しておくと混雑解消になるだけではなく、「帰宅してすぐに手を洗える」「2階を掃除するとき、1階まで水を汲みに行かなくてよい」など、設置場所ごとのメリットも受けられます。
洗面台が2つになるためコストが高くなるなどのデメリットはありますが、洗面台混雑解消法の一つとして検討してもよいかもしれません。
まとめ
洗面ボウルが2つある洗面台は見た目がオシャレで利便性が高く、朝の混雑解消になるなどのメリットがありますが、設置スペースや費用、掃除やメンテナンスなどのデメリットもあります。
また、家族構成やライフスタイルによっては「2つあると便利だと思ったけれど、1つで十分だった」「洗面ボウル2つにするよりも、大きめのボウル1つと広めのカウンターの方がよかった」と感じることもあります。
実際の使用する状況や動線などを具体的にイメージし、自分に合った洗面ボウルの数や大きさを選びましょう。