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雑草、駐車場が不便、暗いなど、新築の外構で気をつけたいこと5つ。

外構は失敗しやすい

家を建てるとき、計画の中心となるのは間取りや設備など「家の中」のことで、外構は「見た目が整っていればよい」というように深く考えずに決められてしまうことがあります。家の中を作るのに精いっぱいで、外構にまで気が回らないという方もいるでしょう。

しかし、外構の造りが悪いと生活に不便を感じやすく、利便性をよくするためにリフォームしたいと思っても、道路や建物との位置関係などの理由からリフォームが困難なこともあります。

新築の外構造りではどのようなことに気をつければ失敗を防ぐことができるのでしょうか。

動線

屋内と屋外をどう接続するか、敷地と敷地外をどう繋ぐかは生活の利便性を左右する大きなポイントです。

例えば、カーポートをキッチンに近い場所に作り、勝手口で行き来できるようにすると買ってきた食料品をすぐに片付けることができます。勝手口から敷地の外に出やすい配置になっているとゴミ捨てなどの際に便利です。

一方、カーポートが勝手口や玄関から離れている場合は、重い荷物を持って長い距離を歩かなくてはなりません。玄関が門から遠いのも不便です。

屋内の間取りを決める時同様、外構の計画を立てるときはは動線をイメージして配置を決めましょう。

駐車場の大きさと向き

建物をできるだけ大きくしたい、庭をできるだけ広くしたいなどの理由から駐車場は必要最小限で作りたいと考えるかもしれません。

しかし、駐車場が小さすぎると乗り降りや荷物の上げ下ろしがしにくくなったり、車を買い替えた時に駐車できない可能性があります。駐車場は車の買い替えや買い増しなどを想定して広めに作っておくとよいでしょう。

また、駐車場の向きや形が道路にアクセスしやすくなっているかも重要です。

明るさや視認性

目隠しフェンスを設置したり目隠し用の庭木を植えたりするとプライバシー性が高くなる反面、フェンスや木で影ができて暗くなったり見通しが悪くなったりすることがあります。足元が見えづらくて歩きにくくなるか、空き巣に狙われやすくなるなどトラブルの原因となるため、暗くなったり視認性が極端に悪くなったりしないよう注意し、必要に応じて照明を設置するとよいでしょう。

屋外水栓やコンセント

車の掃除や庭仕事などで水や電気が利用できるよう、屋外水栓やコンセントを設置しておきましょう。また、設置する際は利用しやすい配置にしておくことも大切なポイントです。

メンテナンス性

風雨にさらされ続ける外構は、紫外線などの影響を受けて劣化しやすいだけではなく、飛来物などが当たって傷がついたり雑草や藻が生えたりたりすることがあります。できるだけ長く使うためにも、掃除や補修などのメンテナンスがしやすいようにしておきましょう。

例えば、土がむき出しになっていると雑草が生えてしまいます。除草シートと砂利を敷いたり、コンクリートを打つなどして雑草が生えにくい状態にしておけば、草抜きの手間などがかかりません。

まとめ

居住スペースではないため、見た目を優先して設計されがちな外構ですが、家の外と中、敷地の外と中をどのように繋ぐか、外構にどのような機能を持たせるかによって生活の利便性が大きくかわります。メンテナンス性や安全性、防犯性なども考慮して満足のいく外構造りを目指しましょう。

 

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