家事が楽になる！ユーティリティ（家事室）とは？動線や気を付けるべきポイント3つ。

ユーティリティとは

家事室とも呼ばれる「ユーティリティ」は名前の通り家事を行うためのスペースで、主に裁縫やアイロンがけ、洗濯物をたたむといった用途に使われます。
しかし、家事室はこのように使わねばならないといった明確な決まりはなく、作ったのは良いもののどう使えばよいかわからない、なんとなく作ってみたものの使い勝手が悪いなどの理由から物置のような状態になってしまうこともあります。
今回は、上手に活用できるユーティリティを作るために気を付けるべきポイントを紹介します。

「何をするか」を明確にする

キッチンや浴室、トイレなど明確な目的がある部屋は使い勝手のよい広さやレイアウト、必要な設備などがある程度決まっているため作りやすく、またキッチンなどの場合はその場所以外では家事などができないため、多少使い勝手が悪くても使われないということはありません。
しかし、ユーティリティは具体的な目的を定めないまま作ると間取りや設備などで失敗しやすいうえ、アイロンがけや服をたたむといった家事はユーティリティ以外でも行えるため、使い勝手が悪いと活用されない場所になりがちです。
使い勝手の良いユーティリティを作るために、まずは「そこで何をするか」何を明確に決め、それに合った広さやレイアウトを計画しましょう。

動線を集約し、その場所で完結する

浴室・洗面室・バルコニーを繋げて配置し、洗面室とバルコニーを繋ぐ空間をユーティリティとして使えば、洗濯に関する動線が一つに集約されるだけではなく、洗う、干す、たたむという一連の作業がその場所で完結し、家事動線が短く効率もよくなります。ユーティリティからウォークインクローゼットなどにアクセスしやすいと収納までスムーズに作業できるのでさらに利便性が高くなるでしょう。アイロンやアイロン台などはユーティリティに収納し、使いたいときに使える状態にしておくことも重要です。
また、浴室とユーティリティを繋ぐ場合はタオルや下着、パジャマなどをユーティリティに収納できるようにしたり、洗濯と料理を同時に行いたいという場合はユーティリティとキッチンを隣接させたりするなど、ライフスタイルに応じて置くものや接続する空間を決めると利便性の高いユーティリティになります。

コンセントや換気をしっかり考慮する

ユーティリティでアイロンがけをしたい、ユーティリティを室内干しのスペースにしたいという場合、アイロンや除湿機などを使うためのコンセントが必要になります。
また、洗濯物を干す場合は換気や日当たりなどにも意識しなくてはなりません。快適に家事ができるよう照明や冷暖房なども設置しましょう。
コンセントは多めに設置しておくと、家電製品が増えたときや音楽や動画を流しながら家事をしたいというときにも対応できます。

まとめ

ユーティリティがあると家事動線の短縮や家事の効率化をはかることができ日常の家事が楽になります。
しかし、「なんとなく」で作ると使い勝手が悪くデッドスペース化することがあるので、ユーティリティで何をするか、他の空間とどう繋いでどう使うかを具体的にイメージし、ライフスタイルにあった必要な広さ、設備、間取りを計画する必要があります。
また、ユーティリティが心地よく快適な空間であることも重要です。
家事が楽になる便利なユーティリティがある家を建てたい方は、弊社にご相談ください。