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注文住宅を建てる上で、快適に過ごすために重要視すべきつの3つの機能性

注文住宅を建てる上で、快適に過ごすために重要視すべき3つの機能性についてご説明します。

注文住宅を建てる上で重要視すべき3つの機能性

注文住宅を建てるとき、多くの人は「間取り」「収納スペース」「室内設備」を重視してプランを立てますが、実際に生活してみると「部屋が寒い」「じめじめしている」「外の音がうるさい」など、建てるときはほとんど考慮していなかった点に不満を感じるというケースが少なくありません。

このようなことがないように、重要視すべき3つの機能性をご紹介します。

 

1.気密断熱性

断熱性については、住宅を建てる前にもっとこだわっておけばよかったという声をよく耳にします。

気密断熱性能の高い住宅は、断熱材や二重窓などにより、家の気密を高めることで外気から入れないのと同時に、屋内の空気を外に逃げないように設計した高断熱住宅は、暖房で温まった空気や、冷房で冷やした空気を逃がしにくく、冬を温かく、夏を涼しく快適に過ごすことができます。

気密断熱性が高いことのメリットは、快適な居住空間と冷暖房のコストダウンだけではなく、部屋と廊下、浴室と脱衣所などの空間ごとの温度差で起こるヒートショック防止など、健康や命に関わる面でも得ることができます。

 

2.遮音・防音性

テレビの音や話し声など、何気ない生活音がトラブルの原因となり近隣住民との関係が悪くなってしまうという話はよく聞きます。

音に対する感覚は、個人差がありほんのわずかな音でも気になってしまう人もいます。もし、音に敏感な人が身の回りにいた場合、息をひそめるように生活しなくてはならなくなってしまいます。

遮音・防音性の高い住宅は、家の中の音を外に漏らさず、外からの音も防いでくれるため、音に関するトラブルとストレスを減らしてくれます。

小さな子どもがいるご家庭や楽器の演奏を趣味としている方、大きな音で音楽や映画を楽しみたい方にとっても、遮音・防音性は重要な機能性です。

 

3.防湿性

住宅に湿気が溜まると、じめじめして不快になったり、衣類などが湿気を吸って臭いがするなどのほか、カビの発生、建材の劣化、白アリの発生などの原因になります。

特に、カビは住宅の劣化だけでなく、喘息などの呼吸器の病気やアレルギーといった健康への影響も大きいため、住宅の防湿性を高くして発生を防ぎたいものです。

ただし、防湿性の高さと気密性の高さは相反する関係です。

防湿性が高くても、気密性が低く寒々とした住宅では快適に過ごすことはできませんので、防湿性と気密性のバランスをしっかりと考えましょう。

 

 

まとめ

注文住宅を建てる上で、快適に過ごすために重要視すべき3つの機能性についてご紹介しました。

収納スペースや室内設備は、家具などを購入することでカバーできますが、寒さや湿気の対策は、家を建ててしまってからでは難しく、対策費用も高額になってしまいます。そのため、建てる前からしっかりと検討しておきましょう。

 

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