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二世帯住宅の方必見!注文住宅で「玄関を分ける」メリット・デメリット

注文住宅で「玄関を分ける」メリット・デメリットをご紹介します。

玄関から分ける「完全分離型二世帯住宅」

二世帯住宅と言うと、以前は一つの家屋に二つの家族が住む「同居型」や、お風呂やトイレは共用でもキッチンは別にするといった「部分共用型」が多かったのですが、近年は、玄関から完全に世帯を分けた「完全分離型二世帯住宅」の人気が高まっています。

二世帯住宅で玄関も分けた場合、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

 

メリット

二世帯の安心感とプライバシーの保護を両立

玄関を分けた二世帯住宅は、同じ敷地内に住んでいるという二世帯住宅ならではの安心感を保ちながら、居住空間を完全に分けることで、お互いのプライバシーを守ることができます。

 

外出や帰宅の時間を気にしなくていい

早朝のジョギングを楽しみにしている人、仕事の関係で帰宅が深夜になりがちな人、夜勤をしている人など、生活のリズムが異なる人がいる場合、ドアを共用していると開閉音が気になってストレスを感じてしまいます。

玄関を分けているとドアの開閉音が気にならないため、ストレスを感じることがありません。

 

将来、賃貸に利用できる

将来、世帯数が一つになったときに、二世帯住宅の空いている一方を賃貸住宅として貸し出したいと希望する人もいますが、玄関を分けていない場合、賃貸として利用できるようにするには大幅なリフォームを行なわなくてはなりません。

しかし、建てた時点で玄関を分けていれば、簡単な補修やクリーニングだけで済むので、少ない費用で賃貸として利用できます。

 

デメリット

建築費用が高い

玄関を分けた完全分離型の二世帯住宅は、言わば二つの住宅を並べて建てるのと同じですので、建築費用も住宅二戸分相当となってしまいます。

費用負担を巡って争いになることも多いため、負担額がお互いの収入に見合った額になっているか、返済プランに無理はないかなどをチェックし、世帯間できちんと取り決めしておく必要があります。

 

行き来が不便になる

玄関を分けると、互いの世帯に行くときは靴を脱ぎ履きする必要があるため、玄関を共用している場合に比べると過干渉になりにくいというメリットがありますが、ケガや病気、介護など、頻繁な行き来が必要になったときは、靴の履き替えがストレスとなってしまいます。

将来、世帯間を移動するためのドアをリフォームで作ることができるよう、壁や柱の位置、間取りを工夫するとよいでしょう。

 

まとめ

完全分離型二世帯住宅は、住宅を左右で分ける方法と上下で分ける方法がありますが、玄関を分ける場合、上下で世帯を分けると二階用の外階段が必要となります。

また、上下で分けると足音などが響いて気になるなど、完全分離型のメリットが減ってしまうため、玄関を分ける場合は世帯を左右で分ける方法がおすすめです。

注文住宅で理想の二世帯住宅をご希望の方は、弊社にご相談ください。

 

 

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