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おしゃれで、空間に柔らかい奥行き感を与える、アーチ型の出入り口とは?メリットや注意点は?

和にも洋にも似合うアーチ型

ドアや下がり壁などの出入り口は一般的に長方形で作られていますが、長方形で作らなくてはならないと決まっているわけではありません。

そのため、上部を曲線にしたアーチ型の出入り口にすることも可能で、洋風の住宅はもちろん和モダンの住宅にも採用されることがあります。

アーチ型の出入り口にはどのようなメリットがあるのでしょうか。また、アーチ型の出入り口にする際はどのような点に注意すればよいでしょうか。

アーチ型出入り口のメリット

アーチ型の出入り口のメリットといえば、なんといっても「見た目のおしゃれさ」です。アーチ型の出入り口は珍しいため印象に残りやすく、空間を仕切るという役割を果たすだけではなく、空間のアクセントとしても機能します。

また、優美な曲線で切り取られた空間は、柔らかい印象になるだけではなく、天井部分が見えにくくなるため奥の空間に広がりがあるように見えます。長方形の出入り口よりも隠れた部分が多いため、「この先に何があるのだろう」と想像する余地があり、どことなくワクワクするという方も少なくありません。

どの程度カーブをつけるかでも印象が大きく変わり、和モダン、クラシカル、スタイリッシュ、ガーリー、ナチュラルなど、さまざまなテイストに合わせることができます。

アーチ型出入り口の注意点

空間を印象的に演出してくれるアーチ型の出入り口ですが、通常の長方形の出入口に比べると、コストがかかる点に注意が必要です。特に、ドアを取り付ける場合は、形やサイズが合わずオーダーしなければならないなど、コストがかさむ傾向があります。

また、クロス仕上げの場合はクロスが浮きやすい・剥がれやすい点にも注意が必要です。技術が未熟な職人はクロスをきれいに張れないこともあり、業者によってはアーチ型の出入り口は施工できないと断られたり、クロス仕上げではなく塗り壁のみの対応であったりします。

さらに、出入り口の高さを長方形の出入り口と同じ高さで作ると、両端に行くほど低くなるため、大型家電や家具などを運び込みにくいなど、不便を感じるかもしれません。背が高い人は頭をぶつけたり、すれ違いにくいと感じたりする可能性もあります。

まとめ

アーチ型の出入り口は見た目が印象的で、空間に奥行きや柔らかさを生み出すことができます。縦横の比率や曲線の付け方によって印象が変わり、さまざまなテイストに合わせられるのも大きな魅力です。

しかし、業者によっては仕上げ方法が限られてしまったり、施工を断られたりすることがあるだけではなく、クロスの剥がれが起こりやすいなどのデメリットもあります。業者の技術力によって仕上がりが大きく変わりますので、アーチ型の出入り口を作りたい場合は、経験ほうふで技術の高い業者を選ぶことが重要といえるでしょう。

 

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