カーポートを設置する際に気をつけたいポイント5つ。
愛車を守るカーポート
カーポートは直射日光や飛来物などによるダメージだけではなく、ゲートやシャッターを設置すれば車上荒らしや盗難といった犯罪から愛車を守る役割を持っています。
しかし、カーポートは大きさなどによっては使いづらく、失敗したと感じることもあるようです。一度設置すると位置や大きさを変えることが難しいため、失敗しないためには設計段階でポイントを抑えた計画を建てる必要があります。
カーポートを設置するときはどのようなポイントに気を付ければよいのでしょうか。
最重要ポイントは「広さ」
カーポートを作る上で最も重要になるのは、なんといっても幅、奥行き、高さなどの「広さ」です。カーポートを大きく作りすぎると庭や建物が狭くなりますが、カーポートが狭すぎると出し入れがしにくい、乗り降りがしにくいだけではなく、車の大きさによっては駐車できなくなる可能性があります。現在乗っている車に合わせるだけではなく、今後の乗り換えも考慮する必要があるでしょう。
また、一台用にするか二台用にするか、カーポートに自転車やバイクを置くかなどによっても広さが変わります。将来を見据えて不足のない広さを計画しましょう。
出し入れのしやすい設計になっているか
柱や壁で視界がふさがっている、間口が狭い、道路とのアクセスが悪いなど、出し入れしにくい設計になっていないかも注意しましょう。運転者が複数いる場合、出し入れしにくいと感じる要因は人によって違います。できるだけ多くの人の意見を取り入れ、出し入れしやすい設計にしましょう。
母屋との位置関係
カーポートが母屋から離れていると大きな荷物や重い荷物を運ぶとき、雨が降っているときに不便ですが、距離が近すぎると圧迫感を感じたり、車の出し入れやドアの開閉音をストレスに感じる原因になります。
さらに、カーポートと母屋が近いと風や地震などで揺れたカーポートが外壁にぶつかって破損したり、母屋から落下した屋根雪がカーポートの上に落下してカーポートの屋根が破損するといった問題が起こるため適度な距離を持つ必要があります。
また、隣家との距離にも配慮しましょう。近すぎると近隣トラブルを招くかもしれません。
気候条件に合っているかも配慮する
大雪が降る地域や台風が多い地域の場合、雪の重みや強い風に耐えられる強度のカーポートを選ぶ必要があります。また、直射日光が当たるカーポートの場合は紫外線カットや遮熱効果をもった屋根材を選ぶと車内温度上昇を防ぐことができます。
構造はもちろん、柱や屋根の素材を選ぶときは地域の気候条件にあっているかを考慮しましょう。
エクステリアの一部であることも意識したい
カーポートはエクステリアの一部でもあります。実用性を重視して選んだばかりに家の外観とあっていなかったり、色がチグハグになってしまったりすると満足感が低くなってしまいます。外壁と色や素材感を合わせるなど、エクステリア全体に合ったカーポートを設置しましょう。
まとめ
カーポートの位置や広さ、高さなどは具体的にイメージできないことが多いため、設置した後に「失敗した」と感じやすいポイントです。感覚で決めるのではなく、実際の車の大きさを計る、カーポートの実物を見るなどの方法で、具体的なイメージを固めていきましょう。また、家族や業者と相談しながら計画すると、寄り満足度の高いカーポートを設置することができるでしょう。