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注文住宅で作る。猫が快適に暮らせる家のポイント6つ。

猫が快適に暮らせる家のポイントを6つご紹介します。

猫の習性に合わせた家

昔は「猫は外で自由にさせればよい」と考えられていましたが、近年は猫の交通事故や感染症を防ぐために室内だけで過ごす猫が増えています。

しかし、猫には人間と異なる習性があるため、人間だけに合わせた住環境ではストレスを感じることも多く、快適に暮らすことはできません。

猫が快適に暮らせる家を作るためには、猫の習性に合わせた家を作る必要があります。

 

ポイント1:キャットステップやキャットウォークの設置

高い場所を好む猫は高いジャンプ力や爪を活かして棚の上などに上ります。

衣類用のタンスの上なら特に問題ないかもしれませんが、家電製品やカーテンレールの上には、破損や怪我の恐れがありますよね。

猫が自由に上り下りできるキャットステップやキャットウォークがあると、猫の「高いところに上りたい」という欲求を満たすことができるだけではなく、上ってほしくない場所に猫が上る確率を減らすことができます。

カーテンの部分には、カーテンレールをおおうカーテンボックスをつけておくと、カーテンレールを守りながら猫の通り道を作ることができます。

 

ポイント2:ロールスクリーンや縦型ブラインドを使う

猫と暮らしている家では、猫が爪を引っかけてよじ登るため、カーテンがボロボロになっていることがよくあります。

生地が薄いレースカーテンなどはすぐに破れてしまうでしょう。

ロールスクリーンやブラインドであれば、猫がジャンプしても届かない位置まで引き上げることができます。

また、ポリエステルなどの爪が引っかかりにくい素材でできたブラインドも猫が上りにくく、おすすめです。

ただ、一般的な横型ブラインドは羽の隙間に猫の手が挟まり、怪我をする可能性があるため縦型の方が安心です。

 

ポイント3:窓辺に日向ぼっこスペースを作る

暖かい場所が好きな猫にとって、窓の外を眺めながらする日向ぼっこは至福の時間です。

また、日向ぼっこはダニの駆除や体の殺菌にもなりますので、猫がくつろいで日向ぼっこをできるスペースを窓辺に作ってあげるとよいでしょう。

 

ポイント4:壁や柱の爪とぎ対策

爪をとぐ習性がある猫が暮らす家では、壁や柱の爪とぎ対策は必須です。

爪とぎの対策は大きく分けて「爪とぎで傷がつくと困る場所を強化する」と「ネコが自由に爪をとげるスペースを作る」の二つがあります。

まず、傷がつくと困る場所を強化する方法としては壁などに腰板やパネルを貼る方法や、凹凸のないツルツルした壁紙を使うといった方法があげられます。

また、自由に爪をとげるスペースを作ると「爪をといでほしくない場所」での爪とぎを防ぐことができますので、爪とぎ用の麻ひもを巻いた柱を設置したり、壁のコーナーに爪とぎパネルを設置するとよいでしょう。

 

ポイント5:出入りできる場所を制限する

猫が入ると怪我をする危険性があるキッチンなどは侵入防止のための柵やドアを作りましょう。

視界をシャットダウンしてしまうと不安を感じてしまいますので、猫が通り抜けられない程度の隙間が空いたタイプや透明・半透明のスクリーンがついたタイプがおすすめです。

一方、自由に行き来してよい空間はキャットドアをつけるとよいでしょう。

 

ポイント6:家の外にも脱走対策を

東日本大震災や熊本地震などでは、パニックを起こした猫が家を飛び出したまま行方不明になったという報告がSNS上にあげられました。

テリトリー意識が強い猫は普段の行動範囲から遠く離れるということはあまりないといわれていますが、パニックを起こして家から飛び出してしまう可能性はあります。

また、縄張りの範囲が広いオスの猫は好奇心の強さも相まって脱走することがありますので、家の中だけではなく、家の外にも脱走対策をしておきましょう。

1~2m程度の高さがあり、猫が「通りにくい」と感じる程度の隙間しかないフェンスや柵であれば脱走防止になります。ツルツルした素材であれば爪を引っかけられないため、脱走防止効果も高くなります。

 

まとめ

多くの建売住宅は人間の利便性を重視して作られているため、人間にとっては快適な環境でも、猫にとっては危険であったり、快適でなかったりすることがあります。

注文住宅であれば猫の習性に合わせた設計ができるため、人間と猫が快適に暮らせる家を作ることができます。

 

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