注文住宅のデメリットを教えてください。
注文住宅のデメリットは、おおまかに以下の5つになります。
注文住宅の5つのデメリットとは?
1.家を建てて入居するまでに時間がかかる
契約をすればすぐに入居が可能となる建売住宅に比べ、注文住宅は家を建てるまでの相談や打ち合わせなどを多く必要とするため、入居するまでに早くても1~2ヶ月はかかることが多いです。注文住宅購入者によっては、土地探しから始める方も少なくありません。気に入った土地が早く見つかれば良いのですが、土地が見つからなくては家の建設は進めることはできません。仕事の都合などで、早く住まいを見つけたい方や家事や介護などでなかなか打ち合わせなどの時間が取れない方には、大きなデメリットになってしまいます。
2.完成した住宅のイメージがつきにくい
注文住宅は、一から自分たちで設計をしていくため、図面やサンプルなどを見ながら決めていきます。住宅に詳しい方ならイメージがつくかもしれませんが、一般の方にはなかなかイメージしずらいため住宅ができてから思っていた家と違うということも少なくありません。
3.予算オーバーになりやすい
住宅を建てる上で、計画段階において自分や家族の要望をできるだけ実現しようとして、取り入れていくうちに気がつくと、最初に設定していた予算よりも大幅にオーバーしていたという声も多く聞きます。予算オーバーをしていても、そのまま進めるのではなく見直しをしたりする方もいますが、長く住む家だから少しくらいはと背伸びをして契約してしまう方もいらっしゃいます。
無理をして契約してしまうと、せっかく満足のいく住宅を建てられてもその後の生活が苦しくなってしまうかもしれません。
要望を出すことはもちろん大切ですが、予算オーバーになったときのことを考え全て実現できない場合、選択できるよう優先順位をつけておくようにしましょう。
4.予想外の費用が必要になることがある
注文住宅の工事については、見積もりにあるもの以外で追加費用が発生することがあります。見積もりには、諸経費としか記入がありませんが、その諸経費に含まれる費用は施工会社によって様々です。
例えば、下のようなものがあります。
- 土地購入に関する諸費用(手付金など)
- 建物に関する諸費用 (登記、地鎮祭など)
- 住宅ローンに関する諸費用(ローン保証料など)
5.住宅にかかる費用が割高になりがち
建売住宅に比べ、時間や手間がかかる分注文住宅を建てる場合は割高になります。土地も購入しなくてはいけないため、立地の良い場所に家を建てたいと考えている方は、土地の値段も考慮した上で注文住宅を建てるようにしなくてはいけません。
まとめ
注文住宅を購入する上で必要なのは、メリットだけでなくデメリットをしっかり把握してから決めるようにしましょう。注文住宅は、何より購入者の方の要望や理想が実現可能であり、こだわればこだわるほど他にはない自分たちだけの特別な家が完成します。
しかし、要望や理想を詰め込みすぎてしまうと思っていた以上にコストがかかり予算オーバーになったり、しっかり打ち合わせを行わなかったり、確認を怠ったためイメージしていた家と完成した家が違うということが起きてしまいます。
せっかく注文住宅で家を建てるのであれば、上記のようなデメリットを事前にしっかり理解し受け入れた上でしっかりと相談し、家を購入しましょう。