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新築または改修の際、岐阜県の木を使うともらえる助成金「ぎふの木で家づくり支援事業」について。

岐阜県独自の支援事業

新築や改修の際に利用できる補助金や助成金制度には様々な物がありますが、地方自治体が独自に行っている制度は申請や手続きが比較的簡単で利用しやすいという特徴があります。
岐阜県でも工事内容に合わせて利用できる補助金・助成金制度が設けられていますが、県民の住宅取得や改修を助成するとともに岐阜県の木材産業を活性化する事を目的とした「ぎふの木で家づくり支援事業」という特色のある支援事業も存在します。
今回は、ぎふの木で家づくり支援事業についてご紹介します。

 

ぎふの木で家づくり支援事業とは

ぎふの木で家づくり支援事業は、主に県民の住宅取得や改修を助成するとともに、岐阜県の木材産業を活性化することを目的とした助成金制度です。
名前からもわかる通り、一定量以上の岐阜県産木材を使用して新築や改修を行った施主に対して助成を行います。
支援事業は大きく分けて「新築住宅に対する助成」「改修に対する助成」「住宅ローンに対する助成」があり、それぞれに募集頭数が設定されており、先着順で助成を受けることができます。

 

新築住宅に対する助成は、岐阜県内に住宅を建てる人を対象とした「県内新築タイプ」と、県外に住宅を建てる人を対象とした「県外新築タイプ」があります。
「県内新築タイプ」の募集枠は、住宅の構造材と横架材に岐阜県産の木を利用している場合に利用できる「構造材」の募集枠と、内装にのみ岐阜県産の木を使用している場合に利用できる「内装材」の募集枠があります。
「県外新築タイプ」は住宅の構造材と横架材に岐阜県産の木を利用している場合だけ利用できます。

 

改修に関する助成は、岐阜県内で住宅を改修する人が対象となっていることから「県内改修タイプ」と呼ばれています。内装材に一定量以上の岐阜県産の木を使っていると利用できます。

 

住宅ローンに関する助成は、岐阜県産の木を使って岐阜、愛知、三重県内に住宅を新築する人を対象に、住宅ローン金利引き下げを行う制度です。
としています。利用できるのは住宅の構造材と横架材に岐阜県産の木を利用している場合だけとなっています。
なお、住宅ローンに関する助成と新築に関する助成は、条件を満たしていれば併用可能となっています。

補助対象になる住宅・条件

補助対象になる住宅は、「ぎふ性能表示材」「ぎふ証明材かつJAS製品」「ぎふ性能表示材」を一定量上使用して新築や改修を行う住宅で、県内新築タイプは岐阜県内の一戸建て住宅、県外新築タイプは岐阜県外の一戸建て住宅、県内改修タイプは岐阜県内の住宅、住宅ローン助成は岐阜県内外の一戸建てであることが条件となっています。
また、住宅ローン助成以外は岐阜県内に事業所を有する工務店を利用することが条件となっており、住宅ローン助成は県と連携する協力金融機関が取り扱う一部の住宅ローンであることが条件です。

申請期間と補助金額

令和4年度の申請期間は2022年4月11日から2023年1月31日となっています。申請を行うのは工事完了日から起算して60日以内となっています。補助金額は、県内新築タイプは最大32万円、県外新築タイプは20万円、県内改修タイプは最大16万円です。

まとめ

「ぎふの木で家づくり支援事業」の利用は基本的に先着順となっています。利用を希望する場合は、利用条件と共に募集状況も確認しておきましょう。

 

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