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困った害虫に振り回されない!新築から始める害虫対策について。

新築にも害虫はやってくる

害虫というと「汚れた場所にいる」というイメージがあるため、人がまだ住んでいない・人が住み始めてそれほどたっていない新築住宅には出ないと思われがちです。

しかし、多くの害虫が汚れた場所を好むのは「エサになるものが多い」「隠れる場所がある」「住みやすい温度や湿度」などの理由からであり、そういった条件がそろいやすいのが汚れた場所であるにすぎません。そのため、これらの条件がそろっていれば汚れていない場所でも害虫は発生しますし、新築住宅であっても住みついてしまいます。

今回は、新築住宅から始められる害虫対策をご紹介します。

侵入経路をなくす

害虫は何もないところから突然湧いてくるわけではなく、外から家の中や家の敷地に入ってきます。そのため、害虫対策は「入らせないこと」が重要といわれており、特に建物を食害してしまうシロアリや繁殖力の高いゴキブリの対策としては侵入経路をなくすことが最も重要とされています。

例えば、シロアリは土の中を通って家の床下に潜り込み、地面に接触している柱などを伝って家の中などに侵入します。地面をコンクリートで覆って土中のシロアリが這い出せないようにしたり、シロアリのエサとなる木を地面に接触させないなどの方法で侵入を防ぐことができます。ゴキブリなどの場合は、侵入経路となる隙間ができないようカバーをつけるなどの対策がよいでしょう。

換気設備を整える

万が一害虫が侵入したとしても、そこが害虫にとって住みにくい環境であれば住み着いて繁殖するのを防ぐことができます。

害虫が好む環境は種類によって異なりますが、屋内に住み着く害虫の多くは高温多湿環境を好みます。除湿機やエアコンの除湿機能、除湿剤を使うほか、換気用サーキュレーターなど換気設備を整えることも重要です。

防虫剤を使用する

入居前にくん煙剤などの防虫剤を使っておくと、害虫を寄せ付けにくくなるだけではなく、殺虫効果のある薬剤であれば家の中に侵入してしまった害虫も駆除することができます。家具などを置いていない状態であれば薬剤が隅々まで行き渡りやすく、高い効果が期待できるでしょう。また、防虫剤の効果がどの程度続くかは薬剤によって違いますが、多くのものは数か月程度で切れるため、入居後は「年一回、虫が活発になる夏に入る前に」というように、定期的に薬剤を使うとよいでしょう。

持ち込まないよう注意する

外部からの侵入経路をなくしていても、引っ越しの段ボールや衣類などに害虫や害虫の卵がついていると簡単に侵入されてしまいます。段ボールはできるだけ新品のものを使い、衣類などはしっかり洗ってから新居に持ち込みましょう。

まとめ

新築住宅は害虫の被害に遭いにくい印象がありますが、実際は被害に遭うことも少なくありません。新築だから大丈夫だと考えて何の対策もしないでいると、いつの間にか害虫が侵入・繁殖することもありますので、油断せずきちんと対策をしておきましょう。

 

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