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駐車幅や止め方、台数など、新築の駐車場造りで知っておきたいポイント4つ。

自宅の駐車場

車を所有している方やこれから所有する予定がある方は、家を新築するなら自宅の敷地に車を置きたいと考えるのではないでしょうか。

しかし、いざ造ろうと思ってもどのくらいの広さが必要なのか、どのように造ればよいのか迷うことも多いのではないでしょうか。

駐車場は広めに

土地の大きさには限りがあるため、駐車場を広くすると庭や家を造るための面積が狭くなってしまいます。そのため、駐車場は必要最小限の大きさで造りたいと考える方も多いでしょう。

しかし、駐車場が狭いと車を止めにくくなる、乗り降りや荷物の上げ下ろしがしにくい、車を買い替えるときに選択肢が限られるなどデメリットが起こります。

現在は軽自動車やコンパクトカーに乗っている方でも、子どもが生まれて家族が増えると大きなファミリーカーに乗り換える可能性があります。子どもが大きくなると車を複数所有する可能性もあるでしょう。

駐車場を造るときは、乗り降りや出し入れなどをしやすい大きさで設計するだけではなく、将来の車の買い替えや買い増し、ライフスタイルの変化などに対応できるよう、広めに造っておくとよいでしょう。

止め方は出し入れのしやすさに関わる

道路と平行になる駐車場は、奥行きを小さく設計できることと、片側のドアが道路に面した形になるため乗り降りがしやすいというメリットがあります。また、駐車場に面した道路幅が狭い場合は平行駐車が適しています。しかし、間口を広めにとらないと何度も切り返さなくてはならず駐車が難しい、発車時の進行方向が制限される、複数台駐車がしにくいというデメリットがあります。

 

道路と直角になる駐車場は、奥行きを確保する必要がありますが、間口を広く取れない場合でも駐車場を造ることができるだけではなく、発車時の方向を自由に選べる、初心者でも駐車しやすいといったメリットがあります。

しかし、駐車場の幅によっては乗り降りや出し入れがしにくくなるほか、門柱やポスト、電柱の位置によっては見通しが悪くて出し入れしにくい、前の道路の幅が狭いと出し入れが困難などのデメリットがあります。

駐車場の足元

駐車場の足元は、芝生、砂利、コンクリート、アスファルト、土のままなどさまざまな種類があります。芝生や土のままにしていると車の重みで水たまりができやすく、砂利は靴によっては歩きづらい、コンクリートは濡れた時に滑りやすく、アスファルトは夏に暑くなるなどそれぞれ異なるデメリットがあります。見た目や費用だけで選ばず、メンテナンス性や機能性などを考慮して選びましょう。

構造によっては建ぺい率に含まれる

建築基準法では、土地の面積に対して造ってもよい建物の床面積の比率を「建ぺい率」で定めています。建物というと「住居」というイメージがありますが、構造によっては物置や車庫なども建物に該当します。建物に該当する車庫を造ると、建ぺい率の範囲に収めるために住居を小さくしなければならない可能性があります。

青空駐車や特定の条件を満たしたカーポートは「建物」に含まれないため、建ぺい率の規制を受けません。駐車場を造るときはどのような構造にするかをよく検討しましょう。

まとめ

このほか、収納スペースをつけるか、外部水栓を設置するか、家との動線をどう繋ぐかなども、駐車場造りの検討ポイントです。土地の形や周辺環境、運転技術、ライフスタイルなどを考慮して、家族に合った駐車場が造れるとよいですね。

 

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