一覧に戻る

駅、スーパー、病院など、利便性のいい土地とは?たくさんある項目で何を優先すべき?

利便性のいい土地とは

家を建てる前の土地探しでは、広さや地形などさまざまな点に着目する必要がありますが、なかでも気になるのが利便性のよさです。

一般的に利便性のよい土地とは、駅やスーパーなどが近くて外出や買い物がしやすい場所であったり、病院や警察などが近く安心感が強い場所、役所や図書館などの公共施設を利用しやすい場所などを指します。

しかし、利便性がよいと感じる要素は非常に多く、全ての項目を満たす土地というものはそうそうある物ではありませんので、優先したい項目を絞って土地条件や予算をすり合わせながら土地を選ばなくてはならないでしょう。

利便性のよい土地を探すとき、どのような項目を優先すればよいのでしょうか。

ライフスタイルや家族構成で選ぶ

利便性がよいと一言でいっても、その内容は「通勤や通学がしやすい」「買い物がしやすい」「文化設備などが利用しやすい」「安全性が高い」などさまざまであり、どのようなことを「便利」と感じるかには個人差があります。

例えば、図書館を利用しない人にとって「図書館が近い土地」は利便性がよい土地に当てはまりません。車やバイクを使って買い物に出かける人やネットスーパーなどを利用している人にとっては「スーパーが近い土地」の魅力はそれほど高くないでしょう。

利便性のよい土地選びでどの項目を優先するかは、ライフスタイルや家族構成などによって違います。その土地でどのように生活するかを具体的にイメージして優先する項目を決めていきましょう。

 

例えば、移動手段に車やバイクを使わない場合は、交通の便が良いことは重要なポイントです。自転車を利用するという場合は坂の多さにも注目したいところです。

ケガや病気のリスクが高い子どもや高齢者がいる場合は、病院が近い方が利便性がよくなります。

将来も見据えよう

ライフスタイルや家族構成は時間がたつと変化するものであるため、現在は優先順位が高い項目も数年後には重要でなくなっていたり、現在は重要ではないと感じていることが将来的に重要になることがあります。

例えば、学校が近いと通学がしやすい、学校行事などに参加しやすいというメリットがありますが、子どもが学校に通うのは限られた期間だけです。子どもが成長したり独立して家を出たあとは利便性のよさとは関係のない項目になります。

また、健康な若い世代には病院の近さはそれほど重要ではありませんが、歳をとると病院を利用する機会が多くなり、病院の近さが重要な項目になってきます。

どの項目を優先するかを決める際は、現在だけではなく将来も見据えて検討するとよいでしょう。

デメリットにも注目する

メリットがあるところには必ずデメリットも存在します。

例えば、病院や警察署に近い土地は安心感が高いといえますが、パトカーや救急車などのサイレンに悩まされる可能性があります。学校の近くは平日の昼間や休日の学校行事の時に発生する音、登下校時の話し声が気になるかもしれません。

食料品を扱うスーパーや飲食店の近くでは害虫・悪臭や交通量の多さ、公園や神社などの近くでは鳩などのフンに悩まされる可能性があります。

メリットばかりではなく、デメリットにも注目しましょう。

まとめ

ライフスタイルや年齢、家族構成によって適した住環境は異なるため、どの項目を優先すべきかを一概に語ることはできません。

そのため、一般的に「利便性がよい」といわれているかどうかを気にするのではなく、現在や将来の生活を具体的にイメージし、自分に合った条件を選ぶことが重要となります。

 

そのほかの「よくある質問」はこちら