ドアを変えると部屋が変わる?最近人気のハイドアとは。
最近人気のハイドアについてご紹介します。
ヨーロッパなどには多かったハイドア
海外の街並みを写した写真を見ると、道路の脇に立ち並ぶ家々の玄関ドアがとても高いと気づいたことはありませんか?
イタリアなどにある古い建築物は天井が高く作られており、玄関や室内のドアも床から天井まで続く「ハイドア」が主流です。
一方、日本の建築物は天井が低い建物が多く、天井まで続いている戸はほとんどありません。
しかし近年、輸入住宅普及の影響などもあり、ハイドアの人気がたかまってきています。
ハイドアは部屋がすっきり見える
従来のドアは、ドアの周りを枠で囲み、ドア上部と天井の間に壁があるという構造になっています。
ドアの周りに枠があることで空間が区切られた印象になり、壁紙の色と枠の相性によっては「雑多」な雰囲気になるかもしれません。
一方、ハイドアはドアの周りに枠がないため、空間が区切られているような印象もなく、すっきりとした印象に仕上がります。
また、従来のドアのように天井とドアの間に壁がないため、実際よりも天井が高く、部屋が広く見えるのもメリットです。
さまざまなスタイルに調和する
シンプルデザインのハイドアはモダンスタイルのインテリアとも相性がよく、部屋をスタイリッシュな印象に仕上げてくれます。
また、ヨーロッパの住宅に使われてきたハイドアは洋風のクラシカルスタイルにもマッチしやすく、ドアのデザイン、素材、色次第でユーロピアンスタイル、明治・大正期の洋館スタイルにも合わせることができます。
ナチュラルカラーのドアでフレンチスタイル、ヴィンテージペイントのドアでアメリカンスタイル、格子風デザインなら和モダンスタイルにもマッチします。
コストの高さと気密性の低さがデメリット
デザイン性が高く部屋を広く見せる効果があるハイドアですが、従来のドアに比べるとドア自体の価格が高い傾向があります。
また、業者によっては「ハイドアの施工はオプション」ということもあるため、すべてのドアをハイドアにするというのは難しいかもしれません。
また、ドアに枠がないため、従来のドアに比べると気密性がやや劣るのもデメリットです。
家そのものが高気密なら隙間風が寒いということはないかもしれませんが、音が気になるという可能性はあるので注意が必要です。
また、枠があるハイドアもありますので、隙間風や音が気になるという場合は枠ありのハイドアを選ぶという方法もあります。
まとめ
自分好みのスタイルの部屋を作る方法はさまざまですが、建具からこだわることができる注文住宅であれば、より理想のスタイルを作ることができます。
ハイドアを使ったすっきりした部屋作りを希望するかたは、弊社にご相談ください。