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家のイメージを左右する?フェンスの選びのポイント3つ。

家のイメージを左右するフェンス選びのポイントをご紹介します。

家を囲うフェンスは家のイメージを変える

家の周囲をぐるりと囲い敷地を仕切る役割を果たすフェンスは、家のもっとも外側にあるという事から人目につきやすくなります。

そのため、フェンスの素材、色、高さ、種類などによって家の印象がガラリと変わり、ときにはイメージと全く違う外観になってしまうことがあります。

また、フェンスの選び方次第では採光性、防犯性、風通しなどの機能が落ちてしまうこともあるため、フェンス選びは慎重に行わなくてはなりません。

 

ポイント1:フェンスの「目隠し機能」

フェンスには敷地を区切るという役割だけではなく、外からの視線をさえぎるという「目隠し」という役割があります。

高く隙間のないフェンスほど目隠し機能は高くなり、低いフェンス隙の空いたフェンスほど目隠し機能は低くなります。

しかし、目隠し機能が高いフェンスは圧迫感が出やすく、家とフェンスの距離が近いと採光性や風通しが悪くなるほか、外部から侵入されたときに気づきにくくなる点がデメリットです。

低く見通しのよいフェンスは開放感がありますがプライバシーの保護機能や防犯性は低くなります。

フェンスを選ぶときは、設置場所ごとにフェンスにどのくらいの目隠し機能を持たせるかを決めましょう。

例えば、人通りが多い面に向かってリビングの掃き出し窓がある場合はある程度目隠し機能があるフェンスが適しています。

一方、隣家との境界で大きな窓がついていない面は目隠し機能はそれほど必要なく、侵入に対する心理的抵抗感を与えることを重視した見通しのよいフェンスがよいでしょう。

 

ポイント2:フェンスの素材

フェンスはアルミ、木、竹など、さまざまな素材で作られており、素材によって風合いが異なります。

アルミ素材のフェンスは錆に強く耐久性が高いことが特長です。

シンプルなデザインで軽く、モダンな印象に仕上がる「アルミ形材」は価格が手ごろでバリエーションも多く、ほかの素材と組み合わせた商品なども数多く発売されています。

一方、同じアルミでも溶かしたアルミを肩に流して成形する「鋳物」の場合、曲線を使った装飾性の高いフェンスが多く、どっしりとした重厚でクラシカルな印象のフェンスが多くなります。

木でできたフェンスは自然と調和した温かい風合いが魅力です。木材の種類や色合い、フェンスの形状によってさまざまな印象に仕上げることができます。

ただし、定期的に防腐剤を塗るなどのメンテナンスが必要になることがあります。

竹でできたフェンスは和風建築に最適です。人工竹のフェンスであればメンテナンスが楽です。

 

ポイント3:フェンスのデザイン

フェンスにはさまざまなデザインがあり、オーソドックスな「格子」、目隠しと風通しの良さを兼ね備えた「ルーパー」、生け垣などと組み合わせやすい「メッシュ」などがあります。

なかでも格子タイプは「縦格子」「横格子」「井桁格子」「ラティス」と種類が豊富で、格子の間隔などによって目隠し効果の高さを調節したり、さまざまな表情を作ったりできます。

縦格子のフェンスはややクラシカルなデザインとなるため、モダンな印象の住宅や和風建築にマッチしやすく、横格子はシャープで現代的なデザインの住宅にマッチしやすいといえます。

また、縦格子は高さがあると圧迫感が出やすいため、高さのある目隠しフェンスを作るなら横格子がおすすめです。

 

まとめ

フェンスの素材やデザインの種類は多く、シンプルなデザインから装飾性の高いクラシカルなデザイン、アメリカンドラマに出てくるようなデザイン、半透明の樹脂を使ったパネルタイプのフェンスなど、さまざまな商品が販売されています。

まだ、基本デザインと素材が同じでもフェンスの高さや隙間の大きさ、素材の幅などによって印象や機能性が大きく変わりますので、住宅のデザインやライフスタイル、住宅周辺の環境と合わせてフェンスを選んでください。

 

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