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人工芝を施工する前に知っておくべきメリットとデメリット

手軽に楽しめる人工芝

庭の地面はコンクリートやタイル張り、砂利敷きなどさまざまな方法があります。

なかでも、高級感のある芝生は人気が高く、芝生の庭にしたいと考える方も少なくありませんが、本物の芝は手間やコストがかかってしまいます。そんな時便利なのが、本物の芝生よりも手軽な費用と手間で楽しめる人工芝です。

今回は、施工前に知っておきたい人工芝のメリットとデメリットをご紹介します。

人工芝のメリット

ポリプロピレンなどの素材でできた人工芝は、本物の芝のような水やりや施肥、刈り込みなどを行う必要がなく、日当たりが悪い場所でも美しい緑の景観を楽しむことができます。枯れる心配もないので、冬でも美観を損ねません。コンクリートやアスファルトの上など、植物の生育に適さない場所でも敷けるというのも大きなメリットです。

また、人工芝を敷くと地面に光が当たりにくくなるため雑草が伸びにくくなります。防草シートの上に人工芝を敷けば雑草はほとんど生えません。餌となる草がないため虫も少なくなるのもメリットといえるでしょう。

さらに、人工芝には芝の形状や長さ、硬さ、色合いなどさまざまな種類があります。裸足で踏んでも痛くない、複数の色が混ざってより自然に見える、サッカーやパターゴルフなどのスポーツに適しているなど、好みの感触やイメージ、用途に合った製品を選べるうえ、ほとんど手間をかけることなく品質を維持することができます。

人工芝のデメリット

季節に関係なく美しい景観をキープできることが人工芝のメリットですが、これはメリットであると同時に、季節による変化を楽しむことができないというデメリットでもあります。色合いや質感などによっては人工的な印象が強く、安っぽいイメージになってしまうことがあるのもデメリットです。

また、人工芝は経年劣化を起こして色つやが悪くなるほか、踏みしめなどによって芝が寝てしまう、抜けてしまうといった問題が起こります。

そのため、何年かおきに交換を行わなくてはなりません。日常のメンテナンスには手間や費用がかからない人工芝ですが、初期費用や交換費用は高くなります。耐久性は製品によって異なりますが、熱を持ちやすいという特徴があるため、夏は暑さを感じやすいかもしれません。また、人工芝は火で溶けたり燃えたりすることがあります。 花火やバーベキューは避けたほうがよいでしょう。熱を吸収しにくい製品、難燃性の製品などを選ぶことである程度解消できますが、素材の性質上避けられないデメリットです。

まとめ

人工芝を使うと日常のメンテナンスの手間や費用を少なくすることができますが、初期費用や交換費用が高いため、長期的なコストは本物の芝とあまり変わらないといわれています。

質感や色合いなどの種類が多いため、自分に合った製品を選べば高い満足感を得られます。どのようなイメージに仕上げたいか、どのような用途に使いたいかをイメージして自分に合った製品を選ぶとよいでしょう。

また、人工芝は施工が悪いと剥がれる・浮く・隙間ができるなどのトラブルが起こります。施工を依頼するときは実績豊富で評判の良い業者を選ぶようにしましょう。

 

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