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新築一戸建て必見!おすすめの防犯対策4選。

新築から意識できる「防犯」

快適に暮らせる家を作るというと、使いやすい動線や住宅設備、温かさや明るさなどに注目が行きがちです。もちろん、これらの要素は快適な住環境を作る上で重要な要素ですが、どんなに環境がよい家でも安全でなければ快適に暮らすことはできません。今回は、一戸建ての安全性を高め、快適な暮らしを手に入れるための防犯対策をご紹介します。

窓の防犯を強化

警察庁の発表によると、一戸建ての侵入犯被害のおよそ6割が窓からの侵入であり、手口として道具を使ってガラスを破壊する「ガラス破り」が多いとされています。

このことから、一戸建ての防犯を考える上では窓の防犯性を強化することが重要課題の一つといえるでしょう。

ガラスを網入りガラスや防犯ガラスにする、窓に補助錠をつける、二重窓にする、面格子や窓シャッターを設置するなどの方法で防犯性を高めましょう。

方法や製品によって期待できる防犯効果や、防犯以外の効果、メリット・デメリットが異なりますので、求める住環境やライフスタイルに合った方法を選んでください。

ワンドア・ツーロック

侵入犯の侵入経路として窓の次に多いのが「玄関」です。玄関からの侵入は専用の道具を使ってカギをこじ開ける「ピッキング」のほか、ドアの隙間などに道具を差し込んで錠を破壊する「こじ破り」、内側についているサムターンを回して解錠する「サムターン回し」によるものが多いため、ドアの隙間をなくす、ドアを頑丈なものにする、開錠しにくいようにすることが重要となります。

ピッキングに強いディンプル錠を選ぶ、電子錠などで鍵穴をなくすといった対策が有効ですが、ドアに補助錠をつけて「ワンドア・ツーロック」にする方法が特におすすめです。

ワンドア・ツーロックにしていると、ピッキングがしにくくなるだけではなく、こじ破りやサムターン回しにも強くなります。

「足場」を作らない

一階の窓や玄関は侵入経路になりやすいため防犯対策を徹底している人が多いですが、二階や三階は防犯対策をほとんどしていないというケースは珍しくありません。実際、一階に比べると侵入経路になりにくいため、多くの費用をかけて防犯対策をするメリットが少ないといえます。

二階や三階は、窓自体の防犯対策は必要最小限にとどめておき、窓にアクセス出来ないよう足場となる物を置かないという方法で対処するとよいでしょう。

カーポートの屋根や庭木、高い塀などは足場となりますので、設置するときは窓から離れた場所に設置してください。

死角を減らす

侵入犯の多くは、人目につくのを避けるため、侵入するのに5分以上かかるドアや窓は避けるといわれています。これは、侵入しにくいドアや窓にすれば高い防犯効果を得られるということですが、同時に、人目につかなければどのようなドアや窓も狙われる可能性があるということでもあります。

壁や塀、植木などで死角が多い家は侵入犯に狙われやすくなります。外構作りはプライバシー性を重視するあまり、死角が多くならないよう注意しましょう。

まとめ

一戸建ての防犯対策に役立つ設備などはたくさんありますが、もっとも重要なのは住民の防犯意識です。いかに丈夫で防犯性の高いドアや窓を選んでいたとしても、鍵をかけていなかったり開けっ放しにしていては何の効果も得られません。

しっかりと対策を行うとともに、防犯意識を高め、安全で安心して暮らせる住環境を作りましょう。

 

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