地鎮祭ってしたほうがいい?その意味とメリットとは?
地鎮祭の意味とメリットをご紹介します。
地鎮祭とは
地鎮祭は「土地の神様を鎮めるための儀式」のことで、家を建てるときや土木工事の着工前に神主を呼んで執り行います。
一昔前は、家を建てる前は地鎮祭を行うものとなっていましたが、近年は「オカルト的な意味しかないのなら節約したい」と考える人も多く、地鎮祭を行わないケースも増えているようです。
しかし、地鎮祭にはオカルト的なメリット以外にも、さまざまなメリットがります。
「これから家を建てる」という実感がわく
着工前の土地に祭壇を設け神主に祓い清めてもらう地鎮祭は、宗教儀式であると同時に一つの「式典」です。
式典には人生の節目を実感させる効果があります。例えば、入学式に参加すると「これからこの学校での生活が始まるんだ」と実感することができるのではないでしょうか。
「家を建てる」というのは一生に何度も経験できることではないため、地鎮祭を行う機会も、なかなか得られるものではありません。
地鎮祭を行うと、「これから家を建てる」という喜びを実感でき、一生心に残る思い出を作ることができます。
周囲の人に好感を持ってもらえる
地鎮祭はもともと宗教行事という意味を持っていますが、現在は宗教的な意味合いが薄れ、「古くから伝えられる日本の風習」として行われており、いうなれば「お正月にしめ縄飾りをつける」「節分に豆まきをする」といった年中行事のようなものです。
お正月にしめ縄を飾っている家を見るとどのような気持ちになるでしょうか。
多くの人は「日本の風習を大切にしているのだな」という感想を抱き、なんとなく好感を持つ人も多いのではないでしょうか。
挨拶の機会になる
地鎮祭を行うときは施工主と施工業者、現場監督などが集まるため、家を建ててくれる職人たちと顔合わせをすることができます。
また、近隣住民が地鎮祭を見に来ることもありますので、その場で簡単な挨拶をしておくとよいでしょう。新築挨拶で周らない範囲の人に挨拶をするよい機会となります。
また、地鎮祭のあとは自宅周辺の家を訪ねて着工前の挨拶をするのが一般的ですが、施工主と業者が同時に集まっているため、一緒に挨拶周りをしやすくなります。
まとめ
地鎮祭を行うと「なんとなく安心する」というだけではなく、家を建てる喜びを実感できる、周囲によい印象を与えることができる、挨拶の機会を作ることができるといったメリットがあります。
地鎮祭を行うと手間と費用がかかってしまいますが、家を建てる記念行事として執り行ってみるのもよいかもしれません。