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注文住宅設備におすすめ。省エネ住宅に最適なエコカラットのメリット・デメリット。

エコカラットとは

エコカラットはリクシルの内装用タイルの商品名で、日本家屋で古くから使われていた「土壁」をヒントに作られた多孔質セラミック壁材です。
色や形状のバリエーションが豊富で、見た目のおしゃれさから部屋のアクセントとして人気が高く、注文住宅のリビングや寝室などに取り入れられています。
しかし、エコカラットの魅力は見た目がおしゃれなことだけではありません。
そこで今回は、エコカラットのメリット・デメリットをご紹介します。

 

エコカラットのメリット

エコカラットは表面や内部に小さな穴が空いた多孔質構造になっています。
この小さな穴は空気中の水分や臭いの原因となる成分、シックハウス症候群の原因となる化学物質を吸着する効果があるため、高い調質効果、臭い抑制効果、室内の空気をきれいにする効果を持っています。
設置するだけでカビやダニが発生しにくく、快適で安心できる環境を作ることができるのはエコカラットの最大の特徴であり最大のメリットといえるでしょう。
また、防水性があるセラミック素材なので、水分を含んだ汚れがついてもシミになりにくく、汚れても水拭きができるため手入れが簡単です。
さらに、エコカラットはタイルなので汚れたり破損したりした時は一枚だけ交換することができます。ビニールクロスなど、全体を張り替えなくてはならない壁材の場合、交換のために家具を動かさなければならないなどの手間がかかりますが、エコカラットであればメンテナンスの手間が少なくなります。

 

エコカラットのデメリット

エコカラットのデメリットといえば、やはりなんといっても価格が高いことです。価格はグレードなどによって変わりますが、一般的なビニールクロスに比べるとかなり割高に感じるでしょう。
また、エコカラットの効果は面積が大きいほど実感しやすく、面積が小さいとあまり効果を感じられません。コストを抑えるためにエコカラットの面積を小さくしたら効果をほとんど感じられなくなったということもあるので、効果を感じられるようにするにはある程度のコストがかかることを覚悟しておく必要があります。
さらに、エコカラットには釘や画鋲を打つことができません。写真や絵などを飾りたい場合は天井にレールを付けてワイヤーで吊るすなどするとよいでしょう。
硬い壁材なので、ぶつかったときにケガをする可能性もあります。設置面を塞いでしまうと効果が減ってしまうため、家具を置けなくなったり壁と家具の間にスキマを設けるため、部屋が狭く感じたりすることもあります。

まとめ

キッチンやトイレ、リビングなどさまざまな場所に利用でき、湿気や臭いを軽減できるエコカラットですが、価格が高くくぎなどを打てないといったデメリットがあります。
また、面積が小さすぎたり前を塞いでしまったりすると効果を発揮できなくなるため、予算や間取り、動線などを考慮して設置場所や大きさを決めるとよいでしょう。

 

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