お風呂のドア、ゴムパッキン有りか無しか。カビのメンテナンス、万が一の際の修理費用など、どちらがお得?
ゴムパッキンがないドア
お風呂のドアには一般的にゴムパッキンがついていますが、近年、ゴムパッキンがついていないドアが人気を集めており、開閉のタイプやデザインだけではなく、パッキンの有無でドアを決める人も増えています。
お風呂のドアを選ぶとき、どちらの方がお得なのでしょうか。
ゴムパッキン有りのドア
お風呂のドアについたゴムパッキンは、浴室の外に水が漏れることを防ぐ役割がるため、シャワーを使っているときやお風呂の床掃除をするときなどにドアに水がかかったり、床に水が溜まったりしてもゴムパッキンがついていると外側が水浸しにならずにすみます。
しかし、ゴムパッキンがあると掃除がしにくかったり、パッキンにカビが生えたりするなど手入れが面倒になるだけではなく、高齢になるとパッキンに足が引っかかってつまずくことがあります。
また、カビがついた際はカビ取り剤を使用して落とさなくてはなりませんが、塩素を含んだカビ取り剤は保護具を使用したり換気したりしながら使わなくてはならない、クエン酸など酸性の洗剤などと併用してはいけないなど、使用上の注意を守らないと危険です。掃除やメンテナンスに手間がかかることが、ゴムパッキン有りのドアのデメリットといえるでしょう。
一方、ゴムパッキン有りのドアは一般的に普及しているため大きさや開閉タイプなど、好みのものを選びやすいというメリットがあります。
また、パッキンはホームセンターなどでも安価で販売されており、道具さえあれば自分で交換可能です。消耗品と割り切り、カビが生えたら交換するようにしてもよいでしょう。
ゴムパッキン無しのドア
お風呂のドアからゴムパッキンを失くすと掃除がしやすくカビも生えにくくなります。下部レールなどのパーツを外して拭き掃除や水洗いできるため衛生的で、パッキンにつまずいて転倒する心配もないといったメリットがあります。
一方、ゴムパッキンがないドアはゴムパッキン有りのドアよりも種類が少ない、取り扱いメーカーが限られているなどの理由から選べるデザインやサイズ、開閉タイプが限られてしまうのがデメリットです。また、パーツが破損したときんp交換費用がゴムパッキンよりも高いという点に注意が必要です。
防水性がやや低くなるのもデメリットの一つといえますが、ドアに直接水がかからないようレイアウトを工夫すれば防水性の低さはカバーすることができます。
まとめ
掃除が苦にならならず、設置やメンテナンスなどにあまりお金をかけたくないという場合はゴムパッキン有り、初期費用が多少高くなっても掃除やメンテナンスが楽なほうがよいという場合はゴムパッキン無しのドアがおすすめです。
費用面では、初期費用や交換費用などがゴムパッキン有りの方がやすくなってお得といえますが、掃除用具などの費用がかかるためランニングコストはゴムパッキン無しよりも高くなることから、全体的な費用負担はあまり変わらないといえそうです。