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設計段階で考えておきたい、子供部屋にぜひ取り入れたい工夫3つ。

変化を見越した設計

子供は成長につれて体の大きさや生活スタイルが大きく変化するだけではなく、乳幼児期は大人の目が届く環境が求められる反面、思春期になるとプライバシー性を守れる環境が必要になるなど、子供部屋に求められる性質にも違いがあります。

また、子供の成長の速さや性格などには個人差があり、どのように成長していくかを正確に予測することは不可能です。

そのため、乳幼児期から成人まで快適に過ごせる子供部屋を作るためには、子供の変化を見越した設計にする必要があります。どのような工夫を取り入れるとよいのでしょうか。

コンセントを多めに用意する

子供部屋は子供の年齢によって使い方が変化するため、そのニースに応じるために家具や設備を増やしたり配置を変えたりすることがあります。

しかし、コンセントがふさがってしまうからという理由で家具の配置を変更できなかったり、レイアウトが限られてしまったりすることで、子供に最適な環境を用意できないというケースは少なくありません。

子供部屋のコンセントを多めに用意しておくとレイアウトの自由度が上がり、子供の成長に合わせた部屋を作ることができます。

壁や仕切りを作る下準備

子供が小さいうちは壁などを作らず「子供用スペース」として活用したり、兄弟二人で使える大部屋にしたいと考える場合、子供が大きくなったらどのように空間を区切るかもしっかり検討しておきましょう。

カーテンやロールスクリーンで区切ることもできますが、より高いプライバシー性を求めるのであれば、引き戸や壁などが適しています。何もない空間に引き戸用のレールを取り付けたり、壁を増設したりすると工事が大掛かりになってしまいますので、先を見据えてあらかじめ梁や柱を通しておくとよいでしょう。

収納は広めに

乳幼児期はおもちゃや衣服程度しかなかった所持品も、高校生にもなると勉強道具や本、趣味や娯楽の品、部活動の道具など、数も種類も増加します。収納が狭いとあっという間に物があふれてしまい、部屋が片付かないだけではなく、自分の所持品を適切に管理できない原因となってしまいます。

子供部屋の収納はできるだけ広めに作り、自分で整理整頓できる環境を作っておきましょう。

子供部屋の中に広い収納スペースを取ることができない場合は、共用スペースなど子供部屋以外の場所に子供用の収納スペースを作ってもよいでしょう。

まとめ

子供部屋を作るときは、子供の成長に応じて家具の配置や部屋の使い方を変更できるような準備と工夫をしておくとよいでしょう。

また、子供が独立したあと部屋をどのように活用するかも合わせて考慮しておくと、ライフステージに合った家づくりができます。

 

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