お庭づくりで失敗しないために抑えておきたいポイント5つ。
意外と悩む「庭づくり」
家を建てるなら内装や間取りだけではなく庭にもこだわりたいと考える方は多く、ガーデニングやアウトドアなどの趣味に合わせた庭づくりを計画する人も少なくありません。
しかし、いざ住み始めると不便を感じたり、イメージとは違っていたりすることも多く、リフォームで余分なお金や手間がかかってしまったというケースも多いようです。一度つくった庭をつくり直すのは大変なことなので、できることなら失敗しないよう注意したいものです。
では、庭づくりに失敗しないためには、どのようなポイントに注意すればよいのでしょうか。
空きスペースを確保
庭は趣味や景色を楽しむスペースであると同時に、様々な物を置くためにも活用されることが多いスペースです。
庭に設置するものといえば「ウッドデッキ」「庭木」「花壇」など、一度置くと移動するのが難しいものばかりです。そのため、最初から色々なものを置いてしまうと、のちに置きたいものを置けなくなってしまう可能性が高くなります。
ある程度の空きスペースを作っておくと、物を置くスペースとして活用できるだけではなく、庭の使い方を変えたいと思ったときにも柔軟に対応しやすくなります。
畑や花壇の有無は先に決めておく
コンクリートやタイル、砂利などを地面に敷いたあと、畑や花壇を作ろうと思うと撤去作業が必要になってしまいます。
また、畑などを後から設置しようとすると、地面に埋まっている水道管やガス管などを誤って破損してしまう可能性もあります。畑や花壇の有無は先に決めておき、スペースを確保しておきましょう。
また、作るかどうか迷っているという場合は「作る」ことを前提に計画することをおすすめします。
雑草対策
庭の景観を保つためには定期的なメンテナンスが必要です。なかでも手間がかかるのは生えてきた雑草への対処。雑草が生えると見栄えがよくないだけではなく、虫などに悩まされる原因になります。
庭のメンテナンスにかかる時間や手間を減らすためにも、雑草対策をしっかり行いましょう。
ライフステージを見据えて計画する
庭の使い方や楽しみ方はライフステージによって変化するものです。
例えば、お子様が小さいときは簡単な遊具などを置いて外遊びスペースとして利用していた庭も、小学生や中学生になれば自転車置き場、成人したら駐車場などに利用されるようになります。
また、若いころはそれほど苦に感じなかった庭木や芝生の手入れなども、高齢になると負担を感じるかもしれません。
庭づくりは、現在の年齢や家族構成だけではなく、10年後や20年後といったライフステージを見すえて計画しましょう。
入居してから作るのもアリ
庭は生活に直結するスペースではないため、入居した時点で未完成であっても「生活に困る」ということはほとんどありません。むしろ、家ができる前に庭をつくりこんでしまうと、住み始めてから不便を感じたり、家と庭のバランスが合わないと感じたりすることがあります。
最初からつくり込んでしまうのではなく、入居してから趣味や生活パターンに併せてゆっくり作っていくというのも一つの方法です。
まとめ
一度作ってしまうと修正するのが難しいお庭は、焦らずゆっくり計画を練ることが重要です。庭を使ってどのようなことをしたいかを検討し、家族や業者などと相談しながら時間をかけてゆっくり作っていきましょう。