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意外に大事!?家の顔になる門柱の役割と主な種類6つ。

家の顔になる門柱の役割と主な種類をご紹介します。

門柱は門の両端についた柱のこと

門柱とは門の両端についた柱のことですが、近年は門を設置しない家も増えており、門柱のみを二本、または一本だけ設置するというケースが増えています。

「門がないなら門の付属品である門柱も必要ないはず」と考えそうなものですが、門柱には「門を支える」以外にも様々な役割があります。

 

門柱の役割

1.外構のアクセント

門柱には様々な素材のものやデザインのものが多く、設置すると外構のアクセントとして目を引きつけます。

門柱だけでもデザインとして目立ちますが、周囲に花や小物を飾ってきれいに飾っている方もいます。

 

2.敷地であることを強調する

古い日本家屋は周囲を塀で囲ったクローズ外構が主流でしたが、近年はフェンスなどをほとんど設置しないオープン外構が人気を集めています。

圧迫感がなく親しみやすい雰囲気があるオープン外構ですが、道路と敷地の境界があいまいなため、子どもが敷地に入ったり、訪問販売の業者などが訪問しやすいと感じたりするというデメリットがあります。

道路の境界にあたる部分などに門柱を設置すると、「ここから先は敷地内である」ということを強調できるため、入ることに心理的な抵抗感を与えることができます。

 

3.視界をさえぎる

デザインによって効果は違いますが、門柱があると視界をある程度さえぎることができるため、何もない場合よりもプライバシー性を高めることができます。

視界をさえぎるほどの大きさや幅がないとしても、デザイン性が高い門柱があると視線が自然と集中するため、ほかの部分に目が行く機会が少なくなります。

 

4.表札やポストなどの設置場所

昔ながらのクローズ外構では門柱に表札やインターホン、ポストなどをつけるのが一般的でしたが、オープン外構が人気を集め、門や塀を設置しなくなると門柱も設置しなくなり、表札などは玄関ドアの周りに配置されるようになりました。

しかし、インターホンやポストが玄関ドア周囲にあると、悪質な訪問販売業者などが自宅敷地内に入ってくるということになります。精神的な不安感が強く、防犯上も好ましくありません。

このようなデメリットを解消するためにできたのが、インターホンなどの設置場所として門柱だけを置くスタイルです。

近年は、門柱に表札、インターフォン、ポストなどの機能があらかじめついている「機能性門柱」が人気を集めています。

 

門柱の種類

門柱には大きく分けて柱タイプと幅広が広い壁面タイプがあります。

柱タイプは目隠し効果は低くなりますが、敷地が狭くても設置しやすいことが魅力です。四角柱にするか、ポールにするかで印象が変わるほか、表札などの取り付け方によって印象が大きく変わります。

壁面タイプは目隠し効果が高く壁面部分に表札やインターホン、ポストを並べて設置することができるのが魅力です。

幅の広さを変えることで家をどの程度オープンな雰囲気にするか調節できます。

門柱の主な種類は「アルミ」「木材」「レンガ」「左官仕上げ」「ブロック」「コンクリート」です。

 

1.アルミ

アルミの門柱はスタイリッシュな印象でモダンテイストの家にマッチします。

アルミにガラスやステンレスと組み合わせた門柱もあり、機能的で比較的価格が安く、狭いスペースに設置できるものも多いので人気があります。

 

2.木材

ナチュラルなテイストが人気の木材は、枕木を柱のように立てて使用したり、板を張って壁のように仕上げたり、様々なデザインを作ることができるのも魅力です。

板を張った壁面タイプの門柱は、板を張る方向や隙間の開け方で大きく印象が変わります。

 

3.レンガ

レンガを使った門柱は、レンガの大きさや色で印象がわかるほか、木と合わせるとカントリー風の優しい印象、鉄と合わせるとクラシカルでどっしりした印象に仕上げることができます。

耐久性が高くメンテナンスが楽なのも魅力ですね。

 

4.左官仕上げ

コンクリートブロックの上にモルタルやジョリパッドを塗って作る左官仕上げの門柱は、素朴てシンプルな印象が魅力です。

レンガや木材、ガラスなどを組み合わせることで様々なデザインにすることができますが、手間と時間がかかり、費用もやや高めです。

 

5.ブロック

コンクリートブロックや化粧ブロックを使った門柱は、ブロックの大きさやデザインなどで様々な印象を作ることができます。

比較的安価で丈夫なことが魅力ですが、オーソドックスなタイプなので個性的な印象になりにくいのがデメリットと言えます。

 

6.コンクリート

シンプルで無機質的なコンクリートの門柱は、モダンデザインと相性がよく、クールな印象を与えます。

ただし、使い方によっては殺風景で寂しい印象になってしまうほか、年数が経過するとひび割れなどが起こることがあるのがデメリットです。

 

まとめ

門を設置しない家が多くなった近年、門柱は外構デザインの一部として利用されるようになりました。

そのため、近年はデザイン性に注目した門柱が数多く販売されており、デザインのアクセントとして取り入れたいと考えている方もいらっしゃるでしょう。

しかし、門柱は「門の付属品」や「デザインのアクセント」だけではなく、表札やインターホンなどの機能を集約する場所や敷地の境界を明確にする役割などがありますので、デザインだけではなく役割も意識して選びましょう。

また、外壁やアプローチのデザインなどとのバランスが悪いと外観がちぐはぐな印象になりますので、門柱を選ぶときはカタログだけではなく実物を見て選ぶとより安心です。

 

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