税金だけじゃない。一戸建ての維持費色々。
一戸建ての維持費をご紹介します。
税金以外にもかかる維持費
一戸建ての維持費といえば固定資産税や都市計画税といった税金をイメージする方が多いかもしれませんが、一戸建ての維持費は税金だけではありません。
保険料
住宅ローンを利用するときに加入を義務付けられる火災保険は、家が火事になったときだけでなく地震や風水害に遭ったときに保障を受けることができる保険です。
保険料は補償内容や保険会社、家の大きさ、地域によって異なりますが、年間2~3万円程度であることが多いようです。
支払い方法は毎年支払う方法や数年分を一括で支払う方法がありますが、どちらであってもある程度まとまった出費があるということになります。
メンテナンス費
新築したばかりのころは目立った損傷などのない家も、10年程度暮らしていれば痛みも出てきます。
なかでも、外壁や屋根は使用している素材などによって違いはあるものの10年に一度はメンテナンスが必要といわれています。利用する業者や施工内容、規模によって異なりますが、外壁塗装や屋根の塗装など足場を組む必要がある施工は数十万から数百万することもありますので、メンテナンスが必要な時期までに積み立てておくとよいでしょう。
また、家のなかの壁紙、畳、フローリングなどの交換が必要になったり、雨樋が破損して直さなくてはならないかもしれません。
壁紙や畳のメンテナンスは使い次第によっては間隔を伸ばすことができますが、フローリングのワックスなど定期的にメンテナンスする必要がある物も多いので、注意が必要です。
さらに、家にシロアリが住みつかないようにする害虫駆除費用や、排水管・汚水桝の洗浄費用なども発生します。
これらのメンテナンスは必要性があるのに放置していると家の寿命を縮めてしまいますので、定期的に行っていきたいものです。
それ以外にも、家族構成の変化や足腰の怪我などが原因でリフォームを行わなくてはならないこともあります。
まとめ
一戸建てを維持するには様々なお金がかかります。
必要なのは固定資産税と住宅ローンの支払いだけだと考え、ローンの返済額を高くしすぎると保険料やメンテナンス費用を捻出することができなくなる場合があります。
維持費の種類や額を想定することは住宅ローンの返済計画を立てる上でも重要なことです。
保険料は住宅ローンを組むときに保険会社との契約を行うので見落とさないことが多いのですが、メンテナンス費用は見落としがちですので、家の外壁や屋根、床材などを選ぶときにメンテナンスが必要になる時期や金額をあらかじめ確認しておくとよいでしょう。