デッドスペースの有効活用!屋根裏部屋のメリットとデメリット
デッドスペースの有効活用になる屋根裏部屋のメリットとデメリットをご紹介します。
屋根裏部屋のメリット
天井と屋根の間に屋根裏部屋は、通常ならデッドスペースになってしまう空間を有効活用できるだけではなく、秘密基地のようなワクワク感を楽しむことができる特別な空間として人気が高まっています。
屋根裏部屋を作るとどんなメリットがあるのでしょうか。
普段使わない物の収納スペースに最適
居住スペースのクローゼットや押し入れは、大きすぎると居住スペースを圧迫してしまうため、作ることができるサイズに限界があります。
そのため、普段からよく使うアイテムと、特定の季節やイベントの時にしか使わないアイテムを一緒に収納すると、使用頻度が少ないアイテムが占めるスペースは、ほとんどデッドスペースのような状態になってしまいます。
居住空間から切り離された屋根裏部屋は、居住空間を圧迫せず、普段使いのアイテムを収納するためのスペースを消費することもありません。
ひな人形やこいのぼり、クリスマスツリーなど特定のシーズンにしか使わないアイテムを収納する場所に最適といえます。
お子様の遊び場所に最適
屋根裏部屋の床から天井までの高さは140㎝までという制限があるため、大人は腰をかがめて移動する必要がありますが、背が低い子どもは自由に歩くことができます。
普段生活している空間から切り離された、少し狭くて暗い屋根裏部屋は子どもにとって格好の遊び場です。
壁や天井をステッカーやモビールで飾り、子どもだけの素敵な秘密基地を作ってあげるのもよいかもしれません。
書斎やアトリエとして活用できる
大人が立って歩くには不便な屋根裏部屋ですが、読書や絵画など、座って楽しむ趣味であれば不便さをあまり感じることなく、空間を活用できます。
空間全体を収納に使うことができますので、集中できる書庫兼読書部屋になるでしょう。
屋根裏部屋のデメリット
使い方次第で収納スペースだけではなく、さまざまな空間として活用できる屋根裏部屋ですが、一般的な居住スペースとは異なるため、デメリットもあります。
熱気、湿気がこもる
低いところから高いところに上っていく性質を持つ熱と湿気は、一階よりも二階、二階よりも屋根裏に多くたまります。
そのため、屋根裏部屋は居住スペースに比べて圧倒的に熱と湿気がこもりやすく、日差しの強い季節は屋根からの熱気も加わって「蒸し風呂」のような状態になってしまいます。
高温多湿の環境ですのでシロアリやカビが発生しやすく、収納として利用するときも熱と湿気の対策は欠かせません。
荷物の上げ下ろしが不便
屋根裏部屋は非固定式のはしごなどを使って出入りする空間ですので、大きいものや重いものを収納すると出し入れに負担がかかり、小さいものや軽いものでも、出し入れの頻度が高いと上り下りが面倒に感じます。
また、階段の上り下りの負担が大きい高齢者にとっては使いづらい空間となります。
散らかってしまう
屋根裏部屋は人目についてほしくないものや、処分を保留しているものなどを「とりあえず」で詰め込み、人目につかないことから掃除や整理を後回しにしがちです。
そのため、気が付くと手が付けられないほど荷物があふれ、どこに何を置いたかわからないという状態になることも多く、結果的にデッドスペースを増やしただけということになることもあります。
まとめ
換気や整理整頓などに気を配れば、収納や集中できる個室として利用できる屋根裏部屋は、生活空間やライフスタイルを豊かに彩る空間に変化します。デッドスペースを有効活用できる屋根裏部屋がある注文住宅を建てたいとお考えの方は、弊社にご相談ください。