お部屋にメリハリ!スキップフロアのメリット・デメリット
お部屋にメリハリができるスキップフロアのメリット・デメリットご紹介します。
スキップフロアのメリット
オシャレで遊び心があふれる住宅デザインが魅力のスキップフロアは、見た目だけではなく様々なメリットがあります。
スペースを有効活用できる
部屋同士を壁やドアで区切ると、壁の厚みやドアの開閉に必要なドアの開閉に必要なスペースは居住空間として使うことができないスペースになってしまいますが、高低差を作ることで空間を区切るスキップフロアの場合、壁やドアを設置しなくてもよいためスペースを無駄にしなくて済みます。
また、スキップフロアの下が収納として利用できる作りになっていると、収納家具を置くスペースも減らすことができるため、部屋を広く使うことができます。
「壁を作ると欲しい部屋数と広さを確保できない」「収納スペースを作りたいけれど面積が足りない」といった狭小住宅の場合、スキップフロアを活用することで悩みを解決できることがあります。
繋がりを保ったまま空間を分けられる
たとえば、お母さんがアイロンやミシンを使う家事スペースと、子どもたちが遊ぶ部屋をスキップフロアで分けると、お母さんは子どもたちが遊んでいるようすを見ながら家事ができるだけではなく、遊びに夢中になった子どもたちが熱くなったアイロンやミシンにぶつかってしまう、畳んだ衣類をぐちゃぐちゃにしてしまうといった危険を減らすことができます。
スキップフロアがあると「家族の存在を感じながら作業に集中できるスペース」を作ることができるため、大人の見守りが必要な小さなお子様がいる家庭に最適です。
明るく開放的な家になる
壁で空間を区切らないスキップフロアは、風や光の通り道を遮断してしまわないため、風通しがよく明るい家になります。
また、スキップフロアを使うと天井が高くなることが多いため、開放感があり、実際よりも部屋が広く感じられます。
スキップフロアのデメリット
さまざまなメリットのあるスキップフロアですが、デメリットもあります。
段差が多くなる
高低差を利用して空間を区切るスキップフロアは、ドアではなく段差で空間を繋ぐことになるため、高齢者や乳幼児がいる場合は異動の負担が大きく、転倒の危険が高まります。
光熱費の増加
壁で空間を区切らないスキップフロアの魅力は、なんといっても「開放感」ですが、これはフロア全体が一つの大きな部屋のような状態になるということでもあるため、壁で部屋を区切った場合よりも大型のエアコンが必要となります。
また、スキップフロアを使ったことによって天井が高くなったり、吹き抜けのような空間ができると冷暖房の効率が差がてしまうため、スキップフロアを使っていない住宅よりも光熱費が高い傾向になります。
まとめ
スキップフロアにはスペースの有効活用や開放感と言ったメリットがある一方、段差が増える、冷暖房コストが高くなるなどのデメリットもあります。
スペースを広く使いたくてスキップフロアを採用したのはいいものの、段差が負担で使っていないという状況にならないためにも、スキップフロアの家を作るときは現在だけではなく、10年後、20年後のライフプランを見すえる必要があります。
スキップフロアの家をご検討中の方は、弊社にご相談ください。