家の購入を考えています。マンションと一戸建のどちらがいいですか?
マンションと一戸建それぞれのメリット、デメリットをご紹介します。
住宅を購入しようとしている方にとって、一戸建てかマンションかで悩まれる方も多いでしょう。
一戸建てとマンションのそれぞれのメリット、デメリットをご紹介していきます。
一戸建て
メリット
- 管理費や修繕積立金、駐車場代がかからない。
- 築年数が経過しても、土地部分の価値が残るため、資産価値は残る。
- 管理組合などへの参加義務が無い。
- 独立性が高く、プライバシー面が良い。
- 騒音を気にしなくても良い。
- 複数階持てる。
- 建て替えやリフォームが自由にできる。
- 固定資産税がマンションと比べて安くなる傾向にある。
デメリット
- 同じ立地条件では、マンションよりも高額になる傾向がある。
- 修繕費は自分でためていく必要がある。
- 空き巣や放火などのセキュリティ対策を自分でする必要がある。
マンション
メリット
- 同じ立地条件だと、一戸建てよりも物件価格が安い傾向にある。
- 将来の修繕計画がある。
- 空き巣や放火などのセキュリティ対策がされている。
- 同一フロア内で生活できるため、バリアフリーに優れている。
- 駅や商業施設へのアクセスが良い場合が多く、好立地な物件が多い。
デメリット
- 管理費や修繕積立金、駐車場代などの負担が毎月必要。
- 将来の資産価値は管理とエリア次第。
- 騒音など、一戸建てと比べて気遣いが必要。
- 管理組合への参加が義務づけられている。
- 固定資産税が一戸建てと比べて高くなる傾向にある。
一戸建てとマンションの金銭面からの比較
一戸建てとマンションのメリット、デメリットを紹介しました。
次は金銭面から比較していきます。
物件価格
物件価格では、マンションよりも一戸建ての方が高くなってしまう傾向にあります。
しかし、管理費や修繕積立金、駐車場代などがかからないことは一戸建ての大きなメリットです。
マンションの場合、毎月3〜6万円程度の負担が発生してきます。30年・40年といった長期になると、少なくとも1,000万円程度、多ければ3,000万円以上の違いになります。
修繕積立金も、最初の金額がずっと続くわけではありません。
建物の経年劣化に伴って、修繕積立金も上昇していく場合が多いです。大規模改修が必要となれば、一時金を支払う必要も出てきます。
もちろん、一戸建ても経年劣化が進めばご自身でメンテナンスを行う必要がありますので、毎月の修繕費は積み立てておくことをお勧めしますが、それでもマンションよりは安く抑えることができるでしょう。
また、資産価値についても、一戸建ての土地部分は築年数に関わらず、土地としての価値は残ります。マンションの場合、建物部分と土地部分を分離して売却することができないので、通常は築年数の経過で資産価値は下がってしまいます。
固定資産税の違い
固定資産税は土地と建物の両方に課せられます。
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土地の固定資産税の算出方法
土地評価額×1.4%×1/6
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建物の固定資産税の算出方法
建物評価額×1.4%
つまり、土地の固定資産税は1/6をかけられている分、建物の固定資産税よりも安価になりやすいと言えます。立地条件が同じ場合、一戸建ての方が固定資産税は比較的安価になる傾向があります。
●マンション
「土地が少ない」+「建物評価額が高い」=「固定資産税が高い」
マンションは所有する土地の面積が一戸建てに比べて少ない傾向にあります。
また、鉄筋コンクリート造が多いため、木造住宅よりも建物評価額が高く見積もられる傾向にあります。
●一戸建て
「土地が多い」+「建物評価額が低い」=「固定資産税が安い」
一戸建ては、マンションよりも土地の割合が大きく、建物評価額は低く見積もられる傾向にあります。
そのため、マンションより固定資産税が安価になりやすいといえます。
まとめ
一戸建てとマンションのメリット、デメリットのご紹介と、金銭面からの違いをご説明してきました。
それぞれの購入価格だけでなくランニングコストやメリット、デメリットを考えて、ご自身にあった選択をしましょう。