理想の家づくりを実現する土地選び!後悔しないために気を付けたいポイント5つ
家づくりは土地選びから
マイホームを建てるとき、最初にすることといえば家を建てるための土地探しです。
希望するエリア内で予算に合えばどこでもよいという方も多いですが、どの土地を選ぶかによってその後の住みやすさが変わるだけではなく、土地によっては建築制限などがあって希望通りの家を建てられないこともあります。
今回は、土地選びで気をつけたいポイントを紹介します。
土地ごとのメリット・デメリットを知っておく
駅や商業施設に近い土地は通勤や買い物がしやすくて住みやすい、高台の見晴らしがよく眺望を楽しめるなど、土地には立地や形などによって異なるメリットを持っています。
しかし、どんな土地にも必ずデメリットはあります。例えば、駅や商業施設に近い土地は音が気になる、治安が悪い、交通量が多くて危険といった可能性があります。高台の土地は自転車や徒歩での移動に負担を感じやすく、通勤や買い物などが不便です。高齢者や子供には住みづらいといえるでしょう。
土地選びを始めるときは、土地ごとのメリット・デメリットを知っておき、メリットだけではなくデメリットにも注目して選ぶようにしましょう。
優先順位を決めておく
駅や商業施設に近い、学校や病院に近い、静かで落ち着いている、景色が美しいなど、希望する土地条件はさまざまですが、全ての希望を満たす土地はそう多くありません。
全て希望通りの土地を探そうとすると土地選びが難航し、いつまでたっても決められないという事態に陥りかねません。
土地条件のなかでどれを優先するかをあらかじめ決めておくと土地選びがスムーズになり、土地選びで失敗する可能性も少なくなります。
用途地域に注意
市街地などの土地は「用途地域」が決められていることがあり、その区分によって建てられる建物の規模や内容が制限されています。
例えば、第一種低層住居専用、第二種低層住居専用に区分されている土地は高さ制限があるため三階建ての家を建てることができません。
また、商業地域に区分されている土地は防火地域に指定されていることが多いため、建物の構造や設備などに制限があります。
土地を選ぶときは用途地域を事前に確認し、どのような制限が設けられているか調べておきましょう。
建ぺい率・容積率を確認
建ぺい率はその土地に建ててもよい建物面積の比率、容積率はその土地に建ててもよい建物の延べ床面積の比率のことです。
数字が大きいほど建てられる家の規模も大きくなるため、土地が狭くても建ぺい率や容積率が高ければある程度大きな家を作ることができます。
一方、建ぺい率や容積率が低いといくら土地が広くても大きな家を建てることができません。土地の広さだけではなく建ぺい率や容積率も確認しておきましょう。
ハザードマップをチェック
土地を購入する前に、ハザードマップをチェックして洪水・土砂災害・高潮・津波のリスク情報などを調べておきましょう。
また、道路防災情報を確認しておけば大雨などの際に通行止めが発生したり、道路が冠水したりするかどうかを確認できます。土地の特徴や成り立ちなどを知っておけば、地盤改良などが必要かどうかの判断材料にもなるでしょう。
まとめ
建物に由来する問題は建て替えや改修で対応できますが、土地に由来する問題は対応が難しく、個人では対応できないケースも少なくありません。土地を購入して間取りなどの計画を建てようとする段階で規制があって実現できないと発覚するケースもあるので、理想の家づくりを実現するためにも、土地選びは慎重に行いましょう。