花粉や梅雨時でも洗濯物の心配無し!ランドリールームを作る際の注意点4つ。
ランドリールームとは
洗濯物を家の外に干すと急な雨で濡れてしまったり、花粉や黄砂で汚れてしまったりすることがあります。家族構成や年齢層などを知る手掛かりになるなど、防犯面でも少し不安ですね。
このような理由から近年は部屋干しを選ぶ方が増えていますが、リビングなどに部屋干しユニットを作ると「干してるときの見た目がよくない」「動線がよくない」などの問題が起こることがあります。
面積に余裕があるなら、洗濯の専用スペースである「ランドリールーム」を作ってみてはいかがでしょうか。
ランドリールームを作るときの注意点
- 用途に合った広さか
ランドリールームの広さは狭すぎると作業がしにくいだけではなく、衣類と衣類の間が狭くなるため湿気がこもりやすい、衣類が乾きにくいなどの問題が起こります。
とはいえ、広すぎると作業がしにくいだけではなく、「使わないものをとりあえず置いておく場所」になってしまい、デッドスペースのような状態になってしまいます。
ランドリールームの広さは、洗濯機を設置するか、アイロンがけをどこで行うかなどの作業内容と、洗濯物の量を考慮して決めましょう。
- 風通し
風通しが悪いと湿気がこもって洗濯物が乾きにくいだけではなく、室内にカビが生えやすくなってしまいます。
濡れた洗濯物を干すランドリールームは湿度が高くなりやすい場所なので、風通りがよい場所に設置し、窓や換気扇を設置しましょう。
また、窓などの設置が難しい場合は除湿機などを置くのもよいですね。
- 脱衣所や浴室との位置関係
脱いだ衣類を洗濯するときまで置いておく場所といえば、浴室の前にある脱衣所が一般的です。脱衣所に洗濯機を置いて脱いだ衣類を入れておくという方式の家庭も多いでしょう。
脱衣所に洗濯機を設置している場合、ランドリールーと脱衣所の距離が遠いと使い勝手が悪く、結局「使わない部屋」になってしまう可能性があります。
ランドリールームに洗濯機を設置した場合、洗濯物を干す場所として活用されないという状態にはなりませんが、洗濯するために衣類を持ち運ぶ手間はかかります。
ランドリールームは脱衣所や浴室と出来る限り近い場所に設置しましょう。
- 使い勝手のよい物干しユニットを選ぶ
例えば、洗濯をするのが身長150cmの奥様であるのに、物干し竿が170cmの高さに設置されていたら使い勝手が悪く、洗濯物を干すのに苦痛を感じてしまいます。
とはいえ、低すぎるとワンピースやコートといった丈の長い衣類を干せなくなる可能性があります。
物干しユニットを選ぶときは昇降機能つきのもので、洗濯物を干したままの状態でも上げ下げできるものを使用するとよいでしょう。
将来使わなくなったときのことも計画しておこう
子育て中など家族や洗濯物が多い間は活躍するランドリールームですが、子供が成長して独立するなどの家族構成の変化にともなって使われなくなる可能性があります。
使わなくなったランドリ―ルームがデッドスペースにならないよう、将来も見すえて計画しておくとよいでしょう。
まとめ
ランドリールームがあると天候や時間を気にせず洗濯物を干すことができ、家事効率もアップします。
しかし、適切な広さと風通しを確保し、使いやすい間取りと設備にしていないと、かえって効率が悪くなってしまいます。
生活動線や使い方を考慮した使いやすいランドリールームを作れるとよいですね。