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建売住宅のデメリットはなんですか?

建売住宅のデメリットは、大まかに以下の5つになります。

建売住宅の5つのデメリットとは?

1.自分たちの思い通りの外観や間取りにならない

建売住宅は、すでに完成した住宅もしくは建築途中を確認できる住宅になります。そのため、間取りや外観などを変更することはできません。
購入者にとっては「間取りは気に入っているけど、立地が悪い…」「立地はいいけど、外観が好みじゃない…」といったように全てが気にいる物件がないこともあります。
購入者の希望を全て叶えることができる住宅がない場合は、何かは妥協しないといけない場合もでてくると思います。

 

2.設備の増加・変更が難しい

外観や間取りと同様に、設備に関しても、建売住宅はすでに完成している状態です。
キッチンやお風呂など、購入者の希望に合ったものである保証はありません。また、トイレの設置場所についても「玄関より離れた場所に設置したい」や「1階だけでなく、2階にも設置したい」といった要望を叶えようとうすると大掛かりな工事が必要となってしまいます。

 

3.自分で建築会社を選択できない

建売住宅は、工事が完成している又は工事をすることが決まっているため、工事を依頼する建築会社を選ぶことができません。
販売元が大きなハウスメーカーであっても、実際に工事を行うのは下請け会社がほとんどです。そのため、会社の評判が良くない会社がたずさわっていることもあります。こちらが、どんなに良い建築会社を知っていても、自分で施工会社を選択することは不可能です。
大手ハウスメーカーが販売元である場合は、工事を安価で依頼することが多くあります。評判の良い建築会社は自社の仕事で忙しく、大手ハウスメーカーからの依頼を受けることは少ないです。
購入者は、住宅だけを見て購入を考えるのではなく必ずどの建築会社が施工しているのかを確認することが大切です。

 

4.隣近所が思った以上に近いことがある

建売住宅は、立地の良い・大きな土地を一気に購入し、その土地をいくつかに区切って構成されていることが多いです。
その土地に建てられている建売住宅は、できるだけ多くの家が建てられるようになっているため、普通の戸建ての家に比べ、一区間辺りの面積が小さく、お隣の家との距離が極端に近い場合があります。
せっかく新しい家を購入したのに、声や物音が隣に聞こえてしまったり、逆に騒音に悩まされるといったこともありますので購入する前に、隣近所との距離がどれくらいなのかを確認しておきましょう。
また、窓を開けた時に隣の家が近すぎて日差しが全く入らないということがないように、各居室の窓を開けたときの景色なども確認しておくことをおすすめします。

 

5.住宅の品質を見抜くのが難しい

建売住宅は、不動産会社・工務店・大手ハウスメーカーなどに委託された建築会社が建てることがほとんどです。もちろん、建築基準法に沿って設計図が作られ、その通り建てられるはずです。
しかし、施工途中のチェックがあまいこともあります。さらに建設中の家を見学したり、確認することは困難な場合が多く、品質をご自身で確認することが難しいです。
完成後に、雨漏りや壁のひび割れなどが見つかり、欠陥住宅であったことが分かるケースもあります。

 

 

まとめ

建売住宅は、注文住宅に比べ購入しやすいこともあり、選ばれる方も少なくありません。
しかし、上記にあげたようなデメリットがあることを知っておかないと購入後に後悔してしまうこともあります。
お金をかけてなおすことはできますが、できることなら欠陥住宅などではなく、何十年先も安心して暮らせる家を購入するために、購入時にデメリットを把握し、なるべくコストが掛からず安心して住める住宅購入を行いましょう。お悩みの場合は、ご相談ください。

 

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