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傾斜地を上手に活かした家造りのアイデア3つ。

傾斜地は「やっかいだけど、面白い」

一般的に傾斜地は「造成コストがかかる」「家を建てにくい」などの理由から「やっかいな土地」と考えられており、平坦な土地に比べると価格が安くても売れ残る傾向があります。

しかし、山が多い日本では傾斜がない土地を探すのは意外と難しく、住みたい地域が決まっている場合などは傾斜地しか選ぶことができないということもあるでしょう。

土地が傾斜している場合、盛り土などで平らに造成して家を建ててもよいですが、盛り土を行わず傾斜に沿った家を建ててはいかがでしょうか。平坦な土地に家を造った時とは違う、面白くて個性的な家を造ることができますよ。

今回は傾斜地を生かした家造りのアイデアを紹介します。

建物の低い部分を車庫や地下室に

土地の傾斜が大きい場合、傾斜の上のほうに居住スペースを造り、下のほうを車庫や地下室にしてみてはいかがでしょうか。盛り土にかかる費用を抑えることができるだけではなく、空間が縦に広がるので土地を有効活用することができます。

また、居住スペースを一階と考えると空間的には「地下」になる下層部分ですが、完全に土に埋まっているわけではないため開放感があり、湿気などがこもりにくい快適な空間となります。

スキップフロアで空間にメリハリを

傾斜がそれほど大きくない場合、一階部分にスキップフロアを造って空間にメリハリを造ってみてはいかがでしょうか。空間に縦の動きが加わることで、部屋が広く感じられるだけではなく、壁で部屋を区切ったときのような圧迫感がないため、開放感ある家を造ることができます。

例えば、キッチンスペースとリビングスペースをスキップフロアでわけると料理をしながらリビングの様子を眺めやすくなります。

展望を楽しむスペースを作る

高い場所にある傾斜地の魅力は、なんといっても眺めがよいことです。視界が開けている方向に大きな窓を造ったり、上階部分にデッキを造ったりして展望を楽しめるよう工夫してみてはいかがでしょうか。

また、周りに建物がない場合、上階部分は人の視線が届きにくいプライバシー性の高い空間となります。展望を楽しめる浴室などを造るのに、まさにうってつけといえるのではないでしょうか。

まとめ

傾斜地に住むと階段や坂などを上り下りしなくてはならないというデメリットがありますが、平坦な土地よりも採光性が高い家、展望のよい家、空間にメリハリがある家を造ることができます。見る方向によって外観の印象が変わるなど、見た目にも面白い家ができるのではないでしょうか。

傾斜地を活かした家を造るには、傾斜地の特徴に詳しい経験豊富な業者を選ぶことが大切です。すでに傾斜地を取得している場合、傾斜地の家造りが得意な業者を探すことから始めてみるのもいいでしょう。

 

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