お庭を芝生にするメリットとデメリットは?また、芝を敷く時期など、注意点には何がありますか?
あこがれの芝生
天然の芝生は「高級感がある」「自然な景観を楽しめる」などの理由から人気が高く、庭を芝生にしたいという方も多いようです。
しかし、芝は植物であるため「枯らしてしまわないか心配」「うまく生えないかもしれない」などの不安も多く、芝生の庭にあこがれてはいるものの、不安で踏ん切りがつかないということも多いのではないでしょうか。
芝生のメリットとデメリット
メリット
芝生のメリットとといえば、やはり一番は「景観のよさ」です。なかでも天然芝は湿気や日光の当たり具合で表情が変化するため、自然をより身近に感じることができます。プランターや花壇とも馴染みやすく、庭を美しく演出してくれます。
また、芝生は柔らかいため転んでも怪我をしにくく、膝をついたときや寝転んだ時にかかる負担が少なくなります。タイルのように熱くならない点もメリットといえます。
デメリット
天然芝のデメリットは手間とコストがかかることです。生きている植物である芝は手入れをしないとそのまま伸び続けてしまうため、生育期である春~秋は定期的な芝刈りが必要になります。芝が生育する環境ではほかの雑草も生育しやすいため、草むしりも必要です。
また、芝の生育や美観をキープするためには定期的に肥料をまかなくてはなりません。芝の種類によって肥料をまくタイミングなどが異なるため、ある程度の知識が必要です。
さらに、冬になると枯れてしまうのもデメリットです。自然のものならではの風景ということもできますが、春ごろまでは庭が茶色くくすんだ状態になり、寂しい印象になるのは避けられません。
冬以外の季節は虫が発生しやすいのもデメリットです。
芝を敷く時期や注意点
芝を敷く時期は、敷いた後に生育しやすい3~5月が適しています。品種や地域によって多少時期は異なりますが、春であればおおむね問題ありません。
また、春以外の時期に敷くことも可能です。
夏に芝を敷く場合は、敷いてからしっかり根付くまで頻繁な水やりが必要です。ただし、気温が高く日差しが強い日中に水やりをすると芝を傷めてしまうため、注意が必要です。
秋は初秋であればあまり手間もなく根付かせることができます。芝を敷く時期としては、春の次によい時期といえるでしょう。
ただし、気温が下がり始める時期になると芝の生育期が終わってしまうため、しっかりと根付く前に冬を迎えることになります。
春になれば成長が始まって根付き、新芽が出るようになりますが、芝が根付いていない時期に踏んでしまうと傷んで枯れてしまいます。
これはどの時期に敷いても共通していえることですが、芝を敷いたばかりで根付いていないときは踏まないように注意しましょう。
まとめ
芝生の庭は魅力的ですが、景観を維持するには手間とコストがかかるという点に注意が必要です。品種によって手間のかかり方や生育に適した地域、敷く時期に違いがあるので、天然芝を使うときは自分の理想に合った品種を選んでください。
また、天然芝にこだわらないのであれば人工芝を使ってもよいでしょう。10年程度で張りかえなくてはなりませんが、天然芝よりも手間がかからず冬でも枯れる心配がありません。