セカンドハウスの住宅ローンとは?一般の住宅ローンとは何が違いますか?羽島市 M様
セカンドハウスの購入にローンは利用できる?
特定の期間だけ別荘として利用したい、転勤や子どもの進学などの理由でセカンドハウスの購入を検討するとき、気になるのが「すでに住宅ローンを抱えているのに、セカンドハウスのためにまたローンを利用できるのか」ということではないでしょうか。
今回は、セカンドハウスを購入するときに利用できる「セカンドハウスローン」について紹介します。
一般の住宅ローンでセカンドハウスは購入できない
住宅購入時に利用するローンといえば「住宅ローン」が基本ですが、セカンドハウスの購入に住宅ローンを使用することはできません。
これは、住宅ローンの利用条件として「購入する家が契約者の日常的な居住場所であること」という項目が含まれているためです。
セカンドハウスは「日常的な居住場所」ではなく、あくまで「仮住まい」のようなものなので、一般の住宅ローン適用の条件を満たしていません。
ただし、セカンドハウスを購入するときは、セカンドハウス購入用の「セカンドハウスローン」を利用することができます。
セカンドハウスローンと一般の住宅ローンの違い
- 審査が厳しい
セカンドハウスローンを利用する人は、すでに居住用の家を購入しており、住宅ローンを利用していることがほとんどです。
セカンドハウスローンを利用すると月々の経済的負担が大きくなるため、貸し倒れが起こる可能性が高くなります。
そのため、一般の住宅ローンよりも審査が厳しい傾向があります。
- 金利が高い
セカンドハウスローンの金利は金融機関によって異なりますが、金利が3~4%程度であることが多いようです。
一般の住宅ローンの金利は3%以下であることが多く、場合によっては1%を切ることもあるので、セカンドハウスローンの金利はかなり高いといえるでしょう。
- 住宅ローン控除を受けられない
住宅ローンの場合、ローン締結から一定期間税金の控除を受けることができます。
しかし、この控除は「自己の居住用の家」であることが条件となっているため、セカンドハウスは控除の対象外となります。
まとめ
一般の住宅ローンはセカンドハウスには利用できませんが、「日常の居住用の家」という条件がない住宅ローンであればセカンドハウスにも適用できます。
例えば、長期固定金利で有名な「フラット35」はセカンドハウス購入にも利用できる住宅ローンです。
フラット35を利用すれば一般の住宅ローンとほぼ同じ金利でローンを組めるので、セカンドハウスを購入するときはセカンドハウスローンだけではなく、フラット35の利用も検討してみるとよいでしょう。