低木で手間かけず華やかなお庭を。低木のメリット4つ。
庭に低木を植えるメリットを4つ紹介します。
庭木に最適な低木のメリットとは
ガーデニングを楽しみたい方はもちろん、本格的なガーデニングとまではいかなくても自然な風景を楽しめる庭を作りたい方や、目隠しになるものを置きたいけれどフェンスは使いたくないという方に人気があるのが低木です。
低木とは「灌木(かんぼく)」ともいわれる樹木で、生長しても高さが3mを超えない木をさし、特に1mに満たない樹木は小低木とも呼ばれます。
庭に低木を植えるとどのようなメリットがあるのでしょうか。
長く楽しむことができる
花は毎年植え替えや種まきを行う必要がありますが、樹木は一度植えると数年にわたって楽しむことができます。
低木には花が咲くものや実がつくものが多いほか、常緑樹であれば花が咲かない冬でも楽しむことができます。
また、手入れにかかる手間は種類によって異なるものの、多くの場合は年に数回剪定を行う程度でよいため、花を育てるよりも楽に華やかな庭を作ることができます。
剪定作業が楽
高く伸びる高木は日陰になるなどのメリットがあるものの、伸びた枝を剪定するときに脚立や高枝切ばさみを使用しなくてはなりません。
長時間上を向いて作業を行わなくてはならないため腰や腕に大きな負担がかかるほか、脚立から転落して怪我をする可能性もあります。
とはいえ、専門の業者に依頼すると高額な費用がかかって維持が大変ですね。
低木は高くなっても3m、低いものなら1m程度ですので脚立などを使わなくても剪定を行うことがほとんどです。高齢者や女性でも剪定ができるので維持しやすいといえるでしょう。
庭が広く見える
庭に木を植えると低い位置に植えられた花との高低差で視覚的な広がりが生まれます。
特に低木は緑の葉が目の高さに来るため、メリハリが生まれやすく立体的でおしゃれな印象に仕上がります。
ただし、木を植えた分スペースをとってしまうため、枝葉が大きく広がる木を使うとかえって圧迫感が出てしまうほか、1m程度の小低木では視覚的効果が低いため、庭を広く見せるのには不向きです。
樹形がスリムで縦長の樹形に整えやすい針葉樹などがよいでしょう。
目隠しや風よけ
種類によって枝葉の付き方は異なるものの高木の枝葉は人の背よりも高い場所につくことがほとんどです。
そのため、2階の目隠しとして活用することはできても1階部分は枝葉がないため目隠しとして活用することができません。
しかし、高さ1~3mの低木であれば人の目線の高さと枝葉の茂る位置が同じくらいになるため、目隠しとして利用するのに最適です。樹木の種類によって高さを変えることができるのも魅力ですね。
また、低木は風よけとしても機能します。風による飛来物を受け止めて外壁を守ってくれるといった効果も期待できますね。
まとめ
庭に低木を植えると手間をかけずの華やかな庭を楽しむことができるほか、目隠しや風よけなどの効果も期待できます。
しかし、木によって枝葉の付き方や生長の速度、育ちやすい環境が異なるため、求める効果などに合った種類を選ぶ必要があります。
例えば、目隠し効果を求めるのであればある程度の高さがあり、低い位置にも枝葉がつく種類が適しています。
さらに、落葉すると目隠し効果が低くなってしまいますので、落葉しない常緑樹が適しているということになります。
また、低木のなかには病害虫にかかりやすく手間がかかる種類や、トゲがあって子どもやペットが怪我をしたり手入れがしにく飼ったりする種類もあるので、植えるときはライフスタイルや地域性などに合ったものを選ぶとよいでしょう。