後で後悔しないために!使いやすいウォークインシューズクロークの4つの条件
使いやすいウォークインシューズクロークの4つの条件をご紹介します。
ウォークインシューズクロークを上手に取り入れる
土足のまま歩いて入れるウォークインシューズクロークは、靴だけではなくアウトドア用品やベビーカーなどを収納できる便利な収納スペースとして人気が高まっていますが、位置や広さなどによっては使い勝手が悪くなり、丸ごとデッドスペースになってしまうということもあります。
使いやすく、後悔しないウォークインシューズクロークにするためには、どのような条件を満たせばいいのでしょうか。
条件1:ウォークスルー
ウォークインシューズクロークは、玄関からクロークの中を通って居住スペースにアクセスできるウォークスルータイプと、玄関スペースとしかアクセスできないタイプの二通りがあります。
ウォークインシューズクロークをウォークスルーにしていない場合、玄関でサンダルを履き、クローク内で靴に履き替える必要があるため、結果的に「履き替える手間がかかるので、玄関に靴を置きっぱなし」になりやすく、本来の「シューズクローク」としての役割をはたしていないということになりがちです。
ウォークスルーにすると収納力は下がってしまいますが、効率的な動線が生まれるため、空間を存分に活用することができます。
条件2:通路幅が60㎝
玄関わきに広いスペースを確保できないことから、ウォークインシューズクロークを小さく作ってしまうことがありますが、クローク内の幅が極端に狭いと靴を収納したときに十分な通路幅が確保できず、非常に使いづらい空間となってしまいます。
例えば、通路の幅が45cm程度の場合、歩いて通ることは可能ですが幅が狭く感じられてストレスを感じるだけではなく、肩が収納している靴にぶつかり衣服が汚れてしまうほか、靴ひもを締めたり、ブーツを脱ぐときなどに屈むことが難しくなってしまいます。
一般的な住宅の廊下の幅と同じ60㎝程度を通路幅として確保しておくと、ストレスなくクローク内を移動でき、靴の履き脱ぎもスムーズに行うことができます。
条件3:照明、換気、コンセントがある
ウォークインシューズクロークは靴を置くスペースであるため、も湿気や臭いがこもりやすい空間となってしまいます。
消臭剤や除湿剤を置いて対処することも可能ですが、換気のための窓や換気扇を設置することをおすすめします。
また、夜間に利用することも多く、汚れやすい空間であることから、照明と掃除のためのコンセントも必須です。
条件4:引き戸
ウォークインシューズクロークにドアをつけるときは、開き戸ではなく引き戸がおすすめです。
例えばベビーカーを押している場合、クロークが開き戸だとドアの前にベビーカーを置いた状態では開け閉めができませんが、引き戸の場合、ベビーカーをドアの前に置いたまま開け閉めができるため、余分なスペースを確保する必要がありません
さらに、引き戸だと高齢者や小さなお子様でも開け閉めがしやすいため、家族全員が使いやすいウォークインシューズクロークとなります。
まとめ
ウォークインシューズクロークは狭すぎると使い勝手が悪くなってしまいますが、収納力を確保するために広くしすぎるとデッドスペースが生まれて空間を有効活用できないこともあります。
また、ウォークスルータイプでも、出入り口の位置によっては動線として活用されないこともありますのでウォークインシューズクロークを間取りに取り入れる場合は、何をどのくらい収納したいか、生活動線が合理的かを考えて作ることをおすすめします。
後悔しないウォークインシューズクロークのある注文住宅をご希望の方は、弊社にご相談ください。