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注文住宅のキッチンに必要な、バリアフリーに適した設備を教えてください。

注文住宅のキッチンに必要な、バリアフリーに適した設備をご紹介します。

注文住宅のキッチンに必要なバリアフリー設備とは

たとえ自炊しない人であっても、食器を洗う、お湯を沸かすなど、一日に一度はキッチンを使う機会があるものです。

キッチンが使いづらいとストレスが溜まりやすく、日々の炊事が苦痛になってしまいます。

車いすの人や高齢者の人でも使いやすいキッチンは、長い人生を見据えた快適なキッチンとも言えます。バリアフリーで必要なキッチンの設備についてご紹介します。

 

キッチン設備1:シンク・調理台

食器を洗う、食材を切るなど、キッチンの要とも言えるシンクと調理台は、使用時間が最も多い場所と言えます。

そのため、高すぎる、低すぎるといった問題があると、体に大きな負担がかかってしまいます。シンクなどの下に空間が開いている、車いすでも利用できるタイプのシステムキッチンであれば、椅子に座った状態で作業できるため、長時間の立ち仕事がつらい高齢者でも楽に作業ができます。
キッチンを使う人に身長差がある場合は、座った状態では差が小さくなるため、夫婦で一緒に作業もできます。また、座って作業をしたい人と、立って作業したい人がいる場合は、電動で高さが変わるシステムキッチンがおすすめです。

 

キッチン設備2:昇降式吊戸棚

頭の上にある吊戸棚は、身長の低い人にとっては使い勝手が悪く、不用品や消耗品のストックを片付けるだけで、活用されないデッドスペースになりがちな収納空間です。
高い位置にある吊戸棚は、道具を出し入れする時に踏み台を使わなくてはならず、高齢者にとっては大変危険です。
使わない時は上げておき、使うときだけ使いやすい位置に下げることができる「昇降式吊戸棚」は、導入コストがかかってしまいますが、吊戸棚のスペースを存分に活用できる上、危険な踏み台を使う必要もありませんので、便利です。

 

キッチン設備3:IHクッキングヒーター

キッチンで最も恐ろしいのは、何といっても火災です。

高齢者の人の中でも、特に認知症のある高齢者との同居では、火の取り扱いに不安を感じるという人が多くいらっしゃいます。実際に、火の消し忘れによる火災も発生しています。

IHクッキングヒーターは、ガスのように火が出ることがないため、消し忘れて火事になるということがありません。また、ガステーブルのような凹凸がないため、掃除が楽というメリットもあります。

 

 

まとめ

注文住宅のキッチンに必要なバリアフリーに適した設備を3つご紹介しました。

一昔前は、男子厨房に入らずというように、キッチンは女性だけが使うものという認識がありました。
しかし、近年は料理を楽しむ男性も増えており、キッチンを使う人の体格や体力も多様化しています。
今は料理をしない人も、将来的には料理をするようになるかもしれません。
キッチンの設備は、一人の意見だけではなく、家族全員の将来も見据えてしっかり選ぶことが大切です。

 

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