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新築不具合の8割は雨漏り?設計段階で雨漏りのリスクを下げる方法5つ。

設計段階で雨漏りのリスクを下げる方法を5つ紹介します。

意外に多い雨漏りトラブル

2004年に国土交通省によって施工された「住宅の品質確保促進法(住宅品確法)」では、新築住宅の全てに対し、構造を支える部分や雨水の浸水に関する性能保証を10年間義務付けています。

つまり、新築住宅で構造上の欠陥による浸水などが起こったときは保証を受けることができるということなのですが、その性能保証に関する事故をみると雨漏りが全体の8割を占めているといわれています。

雨漏りというと古くなった家の屋根から水がしたたり落ちるイメージがありますが、実際には壁と屋根の継ぎ目や壁に空けられた釘穴など、家の側面からの雨漏りが多く、その原因の多くが防水施工への知識不足や施工ミスです。

雨漏りが起こりにくい設計や、施工ミスが起こりにくいシンプルな構造を選ぶことで、設計段階で雨漏りのリスクを減らすことができます。

 

軒ゼロや軒が極端に短いデザインは避ける

屋根の一部で壁よりも外に張り出している「軒」は、外壁を紫外線などから保護すると同時に雨が窓から降りこんだり、外壁の継ぎ目が風雨にさらされることを防ぐ雨除けの役割を持っています。

ヨーロッパでは軒がほとんどない住宅や軒が極端に短い住宅があり、近年「デザインがおしゃれ」ということで日本でも取り入れられています。

しかし、日本は梅雨や台風など強い雨が降る日も多く、地域によっては季節ごとの寒暖差も大きいため、外壁が痛みやすく壁と屋根の継ぎ目部分が劣化しやすい環境です。

軒がない構造や軒が極端に短い構造では「雨除け」としての機能を果たすことができないため、雨漏りのリスクも高くなってしまいます。

軒ゼロや軒が極端に短いデザインは避け、十分な深さの軒があるデザインを選ぶとよいでしょう。

 

スカイバルコニーや屋上庭園、インナーバルコニーは避ける

土地が狭く十分な広さの庭を確保できない都心部などで人気を集めている屋上庭園やスカイバルコニー、インナーバルコニーがある家は雨漏りの発生リスクが高く、雨漏りの発生を防ぐためにはこまめなメンテナンスが必要となります。

屋上庭園などを造る場合、庭園の床面にウッドボードを敷いたり、一部にレンガ造りの花壇やベンチを設置したりします。

しかし、こういった構造物を作ると屋根の浸水を防ぐ「防水工事」が行いにくくなるため、新築から時間が経って防水機能が弱まったときに再施工が難しくなります。

また、屋上庭園などには雨水を流す排水口が設置されますが、落ち葉やゴミなどが原因で排水ができなくなった場合、雨水が屋根に溜まって雨漏りを引き起こすことがあります。

部屋の中に水がしたたり落ちて来たときはすぐに気づくことができますが、壁の内側に浸水した場合は気づくのに時間がかかり、壁の大部分が腐ってから気づくということにもなりかねません。

屋上庭園やルーフバルコニー、インナーバルコニーの設置はなるべく避け、設置する場合はメンテナンスがしやすい設計を心がけてください。

 

天窓設置は施工力が高い業者に依頼する

住宅密集地など、壁面の窓では採光性が悪くプライバシー面も不安という場所に家を建てるとき、周囲の視線を気にする必要なく採光性をあげることができるのが天窓です。

天窓があると部屋から夜空を見上げることもできてロマンチックですね。

しかし、屋根の一部に穴をあけて窓を設置するという構造上、天窓は雨漏りの原因となりやすく、特に窓枠と屋根の隙間部分は雨漏りを起こしやすいといわれています。

天窓を設置するときは、雨漏り防止構造になっている天窓を採用することはもちろん、屋根と窓枠に隙間ができないように仕上げる技術を持った、施工力のある業者に依頼することが重要です。

 

屋根の形状は「水はけのよさ」を重視する

家の正面から見ると屋根の形が「ヘ」の字のような形をしている「切妻」や、ケーキを入れるボックスのような形をした「寄棟」など、屋根にはさまざまな形状がありますが、屋根に傾斜がない平らな「陸屋根(ろくやね)」や、屋根の傾斜が一面にしかない「片流れ」は雨漏りを起こしやすいといわれています。

まず陸屋根の場合、屋上庭園同様に排水口の詰まりによる雨漏り発生の可能性があります。水はけも悪く雨水が屋根の上に長時間留まるため、屋根が傷みやすいというデメリットもあります。

片流れ屋根は雨水が一方だけに集中するため、屋根にかかる負担が大きく雨どいや屋根の破損を引き起こし、雨漏りの原因となってしまいます。

屋根の形状を選ぶときは、水はけがよく雨水が均等に流れる形状を選びましょう。

また、段差がある屋根や向きの違う屋根がいくつも繋がっているなど、複雑な形状の屋根は施工ミスを招きやすいため、避けたほうが無難です。

 

太陽光パネルは「後付け」しない

近年のエコロジーブームで新築に設置されることが増えた太陽光パネルは、屋根一体型の太陽光パネルと、一般の屋根に「後付け」で設置する太陽光パネルの二種類があります。

後付けで太陽光パネルを設置する場合、一般的には屋根に穴をあけてパネルを設置することが多いため、設置のために開けられた穴から雨漏りすることがあります。

新築の屋根に太陽光パネルを設置するときは、パネルを後付けするのではなく屋根と一体になった太陽光パネルと設置しましょう。雨漏りのリスクが低いだけではなく、住宅ローンの中に含めることができるというメリットもあります。

 

まとめ

デザインや間取りにこだわって作った理想の家も、雨漏りを起こしてしまうと快適に過ごすことはできなくなります。

トラブルが起こってすぐに補修してもらえたとしても、雨漏りによる壁や柱、床などのダメージが完全に消えるわけではありません。

大切な家や家族、財産を守るためにも、設計段階から雨漏りのリスクを下げることが大切です。

 

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