意外に悩むお風呂(浴室)の色選び。白系は明るく開放的、黒系はカビが目立ちにくい?浴室の色選びポイント4つ。
浴室の色で悩む人は多い
浴室は居室などに比べると比較的狭いため、壁や浴槽、床などの色によって印象が左右されやすい場所です。
また、居室などの壁は壁紙を張り替えるだけで変更可能ですが、浴室の壁の場合は大掛かりなリフォームが必要となるため簡単に変更することはできません。
そのため、浴室の色は慎重に決めなければならないといわれており、家を建てるときに悩む人も少なくありません。
今回は、浴室の色選びのポイントをご紹介します。
浴室のイメージを決める
色選びを始める前に、浴室をどのようなイメージに仕上げたいかを具体的に決めておきましょう。開放的で明るい浴室、シックで落ち着いた浴室、高級感のある浴室など、イメージが決まっていると色の選択肢がある程度定まってきます。
例えば、明るく開放的な雰囲気にしたければホワイト系やペールトーン、シックな雰囲気にしたければブラウンやグレー、高級感を出すなら黒やボルドーなどを選ぶとよいでしょう。
派手な色は避ける
浴室はリラックスできる空間であることが求められる場所であるため、気分が落ち着かない派手な色や配色は避けたほうがよいでしょう。
鮮やかな原色系ではなく、白みの強いパステルカラーやペールトーン、原色よりもやや暗いダークトーンやグレイッシュトーンなどを選ぶと派手になり過ぎず落ち着いた雰囲気になります。
また、鮮やかな色や主張の強い色を使いたい場合は、壁の一部などに「挿し色」として使うと派手にならず引き締まった印象になります。
汚れの目立ちにくさを考慮
浴室は水垢やカビなどで汚れやすいため、汚れの目立ちにくさもある程度考慮したいポイントです。
赤や黒は白い水垢汚れが目立ちやすく、黒カビやピンク汚れは目立ちにくくなります。ホワイト系はその反対で、水垢汚れは目立ちにくくカビの汚れは目立ちやすくなります。
グレーやパステルカラーは汚れが目立ちにくくなります。内装イメージなどに特にこだわりがないのであれば、グレーやパステルカラーを選んでもよいでしょう。
複数の色を使ってメリハリをつける
壁・床・浴槽などの色をすべて同じ色にしてしまうと、寒々しさや寂しさ、圧迫感などが出てしまうため、全て同じ色にせずパーツごとに色を変えるようにしましょう。
ただし、コントラストが強かったり、使用している色数が多かったりすると落ち着かない雰囲気になるため注意が必要です。
例えば、白と黒を隣り合わせに置くとコントラストが強くなってしまいます。白をライトグレーに変更するなどコントラストを和らげるとよいでしょう。
また、色数は空間全体で3つ以上にならないようにすると統一感を出しやすく、ごちゃごちゃした印象になりません。
まとめ
浴室の色は後から変更することが難しいため、求めるイメージや機能などに合った色を慎重に選ぶ必要があります。まずはどんな浴室に仕上げるかを決め、家族や業者と相談しながら色を選んでみてはいかがでしょうか。