シーリングファンにはどんな効果がありますか?メリットとデメリットは何ですか?一宮市 K様
おしゃれで人気のシーリングファン
シーリングファンは天井に取り付けるファンのことで、カフェやアジアンテイストのリゾートホテルなどで見かけることがあります。インテリアのアクセントになる、おしゃれで優雅な雰囲気があることから人気があり、吹き抜け天井のリビングなどに設置を希望する方も多いようです。ところで、シーリングファンにはどのような効果があり、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
シーリングファンの効果
シーリングファンの主な役割は、空気を攪拌することで冷暖房の効率をアップする省エネ効果です。
空気にムラができやすい吹き抜けのリビングや広い空間などでは特に効果を発揮します。
シーリングファンのメリット
- 光熱費の削減
シーリングファンは動かしていないと効果を発揮できないため、使用すると電気代がかかって光熱費がアップするのではないかと考えられがちですが、1時間当たりの電気代は1円前後と意外に安いものです。
エアコンと同時にシーリングファンを使うと冷暖房効率が上がるため、エアコンの温度設定を見直すことができ、光熱費を削減することができます。
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洗濯物が乾きやすい
シーリングファンを使うと部屋の中の空気が循環するため、部屋干しした洗濯物が乾きやすくなるというメリットがあります。除湿機や浴室暖房換気扇、乾燥機などがない場合、雨の日や梅雨シーズンの洗濯に利用するとよいでしょう。 -
屋を清潔に保つ
空気が循環すると部屋の中に埃がたまりにくくなるだけではなく、部屋の一部に湿気がたまることを防げるため、カビの発生を抑制することもできます。
空気清浄機を併用するとさらに空気をきれいに保つことができます。
シーリングファンのデメリット
- ファンの手入れに手間がかかる
風が当たるシーリングファンの下は埃がたまりにくくなりますが、風が当たらないファンの上は埃が溜まってしまいます。
シーリングファンは天井に設置するため手が届きにくく、吹き抜け天井に設置した場合や周囲に安全な足場がない場合は掃除を業者に依頼する必要があるかもしれません。
また、シーリングファンを掃除すると埃やごみが上から降ってくるため、掃除の前に物をどけたりカバーをかけたりする手間もかかります。 - ファンのサイズと部屋のサイズのバランスが難しい
シーリングファンを取りつけるとその分天井が低くなるため、天井が低い部屋に設置すると部屋が狭くなります。その反対に、高すぎる場所に設置すると床付近まで空気を送れない可能性があります。
また、ファンが大きすぎると部屋が狭く感じ、ファンが小さすぎると効果が低くなるなど、ファンのサイズ選びが難しいことがデメリットです。 - 取りつけ場所に強度が必要
シーリングファンの重量は一般的に5~8kgあります。稼働すると遠心力などが加わるため天井にかかる負担はさらに大きくなり、強度が不足しているとファンが落下する、天井が破損するなどの原因になることがあります。
設置場所を慎重に選ぶ必要があるだけではなく、場合によっては補強工事も必要になります。
まとめ
インテリアアイテムのイメージがあるシーリングファンですが、使用すると様々な効果やメリットを得ることができます。
しかし、設置場所やサイズなどを誤るとメリットを得られないだけではなく、危険が及ぶこともあります。設置する際は業者と相談して家に合うものを選ぶとよいでしょう。