共働き世帯のための暮らしやすい注文住宅!家事の負担を軽減するポイント4つ
共働き世帯の悩み
一昔前までは「男性は仕事、女性は家事」というように役割分担している家庭が一般的でしたが、現在は男性も女性も外で働き家事も分担するという共働き世帯が増えてきました。厚生労働省のデータによると、1980年は共働き世帯はおよそ610万世帯、専業主婦がいる世帯はおよそ1100世帯でしたが、2017年にはその数字が反転するほど共働き世帯が増え、その割合は現在も増え続けています。
共働きには収入が増える、失業などのダメージを軽減できるといったメリットがありますが、家事の時間を取りにくい、負担を感じやすいというデメリットがあります。
今回は、共働きの悩みである家事の負担を軽減する注文住宅づくりのポイントを紹介します。
家事動線を短くする間取り
家事の負担を軽減するには、効率的に家事を行えるよう家事動線が短くなるような間取り設計を行うことが重要です。
キッチンとダイニング、洗濯機置き場と物干し場、物干し場と衣類の収納スペースなど、連動する生活や家事をするうえで連動する場所は近い位置に配置するとよいでしょう。
また、部屋同士のつながりだけではなく、屋内と屋外の繋がりも重要なポイントです。
たとえば、駐車スペースからキッチンパントリーに直接アクセスできる勝手口があれば買い物の負担軽減になるだけではなく、ゴミ捨てもしやすくなります。共働きの場合、買い物は週末にまとめて行うことが多く、自然と荷物が重く大量になりやすいので、家に出入りしやすい環境を作っておくと負担が減って快適になるでしょう。
設備で負担軽減
食器洗い乾燥機、洗濯乾燥機、浴室乾燥機、ロボット掃除機などの家電製品や設備があると家事の負担を大幅に減らすことができます。
また、浴室やトイレなど汚れやすい水回りやキッチンは防汚加工された素材や、手入れがしやすい素材を使うと掃除の手間を軽減することができます。住宅設備はデザイン性だけではなく、掃除のしやすさやメンテナンス性も考慮して選ぶとよいでしょう。
「使う場所」のそばに収納
玄関のそばに靴や雨具を収納するシューズクローゼットやシューズクローク、キッチンのそばにパントリー、寝室や居室のそばにウォークインクローゼット、脱衣所にタオルやパジャマなどを収納する棚など、「使う場所」のそばに収納があると出し入れがしやすく整理整頓がしやすくなります。「使いたいものがあるけれど、どこにしまったかわからない」ということも減るため、家事にかかる時間やストレスも軽減できます。
段差を極力減らす
部屋と部屋の間などに段差があると掃除がしにくくなるだけではなく、移動中に足が引っかかって転倒する可能性もあります。部屋と部屋の間のドアをできるだけ減らす、上吊り式の引き戸を使うなどの方法で段差や敷居を減らすと掃除の手間が減って安全に過ごすことができます。
まとめ
家事の負担が減ると生活に精神的・時間的なゆとりが生まれ、家族との団らんや趣味、リフレッシュなどの時間を取りやすくなります。方法によっては設備費用などが増えてしまいますが、コストをかけることで手間や負担が減るのであれば、必ずしも損ではありません。
家事の負担を軽減する間取りや設備を取り入れた家を建てたい方は、ぜひ弊社にご相談ください。