玄関ドアにガラスは要る?要らない?そのメリットとデメリット。
種類豊富な玄関ドア
玄関ドアには開き戸と引き戸、片開きや両開きなどさまざまな開閉方式があるだけではなく、大きさ、色、デザインなども豊富で、欲しい機能や外観のイメージに合わせて選ぶことができます。ドア選びで悩むポイントはさまざまありますが、ガラスつきのドアか、ガラスがついていないドアかで悩む方は少なくありません。
今回は、ガラスつきドアのメリットとデメリットを紹介します。
ガラスつきドアのメリット
ガラスつきの玄関ドアのメリットは、採光性や通風性が確保できることです。間取りによって違いがありますが、玄関は薄暗くなりやすく、採光用の窓などがないと昼でも照明を使わなくてはならないといったケースが少なくありません。
また、玄関は日常的に使用する靴や雨具が置かれますが、汗などが染み込んだ靴や濡れた雨具は独特な匂いの元となります。玄関の通気性が悪いと匂いがこもってしまうだけではなく、湿気がたまってカビが発生する可能性があります。
玄関ドアにガラスがついていると、窓がなくてもある程度の明るさが確保できます。ガラスを開閉できるタイプであれば換気のためにドアを開ける必要がありません。
ガラスつきドアのデメリット
ガラスつきの玄関ドアのデメリットは、ガラスがついていないドアよりも防犯性が低くなることです。ガラスがついていないドアでもピッキングなどによって破られる可能性がありますが、ガラスがついている場合はガラスを破ってそこから器具などを差し込み、内側から鍵を外すなどが可能になります。
また、気密性や断熱性が下がるのもデメリットです。
さらに、掃除やガラスの交換などメンテナンスの手間や費用がかかること、ガラスがついていないドアに比べると価格がやや高めなことが多いのもデメリットといえるでしょう。
デメリットの軽減方法
ガラスつきドアのデメリットは、ガラスを防犯ガラスや断熱ガラスといった機能性ガラスにすることで軽減できます。一般のガラスよりもコストはかかりますが、被害に遭った時の損害やランニングコストを比較すると機能性ガラスを採用したほうがコストは低いと感じられるのではないでしょうか。
また、採光性や通気性は下がってしまいますが、ガラス部分の面積が小さいドアを選ぶと防犯性が高くなります。ガラスの形が細い縦型になっているタイプであれば、万が一割られても手を入れにくく、空き巣の侵入を防ぐことができます。
まとめ
ガラスつきの玄関ドアは採光性や通気性といった機能面でのメリットがありますが、防犯性や断熱性でのデメリットがあります。採用する場合はデザインや機能性ガラスを使ったドアを選んでデメリットを軽減するとよいでしょう。
また、周囲に窓があって十分な採光や通気を確保できる場合はガラスがついていないドアを採用してもよいでしょう。
ドアだけではなく、玄関全体の構造や外の環境などを考慮して、条件に合った機能を持ったドアを選んでください。