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ペットがいるお家におすすめ?腰板(腰壁)のメリットとデメリット、おすすめの設置場所5つ。

腰板(腰壁)とは

腰板とは壁の下半分ほどに貼られた板やパネルのことで、床から高さ1m前後ほどに設置されます。病院や高齢者施設などで利用されていることが多いほか、古い洋館などにも使われており、近年は一般の住宅でも設置を希望する方が増えています。今回は、腰板を設置するメリットとデメリット、おすすめの設置場所を紹介します。

腰板のメリットとデメリット

腰板を設置すると、クロスのみで仕上げた部屋よりも落つきのある印象になり、腰板の素材や色合いによっては高級感を演出できるほか、空間を広く見せる効果もあるなど、さまざまな視覚的なメリットがあります。

また、クロスの上に腰壁を張ることでクロスが浮いたり剥がれたりするのを防げるだけではなく、クロスに汚れや傷がつくのを防ぐことができるのも大きなメリットです。

色によっては汚れが目立ちにくく、水ぶき可能なため汚れがついても掃除が楽なため、背が低い子供やペットがいる家庭、車いす利用者がいる家庭におすすめです。

 

一方、腰板は一般的なクロス仕上げよりもコストがかかり、クロスの張替え時にも腰板の撤去の手間やコストがかかるというデメリットがあります。

また、腰板の素材や厚み、形状によっては埃がたまりやすいのもデメリットといえるでしょう。

おすすめの設置場所

腰板は部屋を印象的に見せるなどの視覚的なメリットと、クロスや壁を保護するなどの実用的なメリットを備えているため、さまざまな場所に利用できます。

 

【玄関】

屋外と屋内を繋ぐ玄関は外部からの汚れを持ち込みやすい場所です。なかでも壁は、靴を脱いだり履いたりするときに手をついて汚れやすいだけではなく、荷物を運び込むときにぶつかって傷つける可能性もある部分です。

腰板があると傷や汚れがつきにくく、清潔感のあるおしゃれな玄関に仕上げることができます。

 

【リビング・ダイニング】

リビングやダイニングは家族が過ごす時間が長い場所であるため、自然と汚れがつきやすいです。特に小さな子供やペットがいる家庭では傷もつきやすいため、壁やクロスを保護する役割を持つ腰板の設置がおすすめです。

リビングやダイニングを落ち着いた印象やクラシカルに仕上げたい方にも最適です。

 

【キッチン】

キッチンは水や油、煮汁などで壁が汚れやすく、汚れをそのままにしているとカビが生えて食中毒などのリスクが高まるため、キッチンの壁は「汚れにくい」だけではなく「手入れがしやすい」ことが求められます。

タイル仕上げにするなど様々な方法がありますが、腰板であればリビングやダイニングとの一体感を崩すことなく汚れから壁を保護できます。

 

【トイレ】

トイレは水などが跳ねて壁の低い位置が汚れやすいだけではなく、湿気がたまってクロスの浮きや剥がれが起こりやすい場所です。腰板をつけると手入れが簡単になるだけではなく、湿気でクロスが剥がれるのを防ぐことができます。

 

【廊下】

車椅子を利用する人や手すりを使って歩く人がいると壁に傷がつきやすいだけではなく、荷物などが擦れて壁が汚れる可能性も高くなります。腰板をつけていると壁を保護できるうえ、壁を傷つけたりしないよう気を使わなくてよいため、移動のストレスを減らすことができます。

まとめ

腰板はリフォームで取り付けることもできますが、家具を動かすなどの手間がかかるため新築時の導入がおすすめです。

 

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