一覧に戻る

気温が上がると風呂やキッチンあたりが下水臭い…。自分で解決する方法と日常での対策は?

排水口が臭う理由

気温が高くなるとキッチンやお風呂、洗面台の辺りから下水のような匂いがすることがあります。

排水管などの破損が原因ということもありますが、排水口や排水管の汚れや、匂いを封じ込めるための「封水」が不足しているなど破損以外のトラブルが原因となっているケースも少なくありません。

今回は、排水口周辺の悪臭を自分で解決する方法と、日常でできる対策をご紹介します。

自分でできる解決法

パーツの破損などの場合は業者に依頼して修理してもらう必要がありますが、トラップの封水不足や排水口・排水パイプの汚れは自分で解決することができます。まずは自分でできる方法を試し、それでも解決できない場合は専門家に相談するとよいでしょう。

 

【水を流してみる】

排水設備には、排水管の匂いが上ってきたり虫の侵入経路になったりするのを防ぐために「封水」と呼ばれる水を溜めておく「トラップ」という部分があります。

夏など気温が高い時期は封水が蒸発して隙間ができ、排水管の匂いが隙間から漏れてしまうことがあります。

普段は気にならないけれど長時間留守にしたあとは匂いがするという場合は封水不足の可能性があります。水を流して封水を足しておきましょう。

 

【ゴミ受けや排水パイプの掃除】

ゴミ受けや排水パイプに汚れが付着し、そこに繁殖した雑菌が原因で匂いが発生することもあります。気温が上がると匂いが強くなるのは、雑菌の繁殖スピードが速くなるためです。

ゴミ受けやトラップなど取り外せるパーツはできるだけ外し、中性洗剤や重曹、クエン酸などを使ってきれいに掃除しましょう。塩素系漂白剤を使えば除菌にもなります。排水パイプは市販のパイプ洗浄剤を使うとよいでしょう。

掃除のために外したパーツはしっかり取り付けてください。取り付けが緩んでいたりすると匂いの元になったり、他のトラブルの原因になることがあります。

日常でできる対策

排水口の匂いの原因は、ゴミ受けや排水パイプについた汚れと雑菌てす。そのため、基本的な対策は「小まめに掃除すること」と「掃除した後にアルコールなどを使って除菌すること」といえるでしょう。

また、掃除が難しい排水パイプに汚れがつかないようすることも大切です。特に、油汚れは冷えると固まってパイプの中にこびりつきやすいため、油をそのまま流さないのはもちろん、お皿についた油汚れは紙などで拭きとってから洗うようにするとよいでしょう。

まとめ

排水口の匂いは掃除をすれば解消することがほとんどですが、掃除をしても解消されない、一時的には改善するもののすぐまた匂ってくるという事もあります。

このような場合、自己判断で高圧洗浄を行ったりすると排水管を詰まらせてしまったり排水パイプが破損してしまったりすることがあるため、自分で解決しようとせず専門家に相談するとよいでしょう。

 

そのほかの「よくある質問」はこちら