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油はねやガラスの掃除など、色々気になる。アイランドキッチンコンロ周りのガラスパネルについて。

アイランドキッチンの短所

開放感や見た目のおしゃれさなどから、近年人気を集めているアイランドキッチンですが、煙や匂い、はねた油がリビングやダイニングに広がりやすいという短所があります。そのため、アイランドキッチンのコンロ周りにガラスパネルを設置して、ダイニングやリビングへの油はねを防ぎたいと考える方も増えています。

コンロ周りにガラスパネルにはどのような効果、メリット・デメリットがあるのでしょうか。

ガラスパネルのタイプ

アイランドキッチンに設置するガラスパネルには、高さ40cm程度の「通常タイプ」、通常タイプより少し高い「ハイタイプ」、換気扇の高さまで覆う「全面タイプ」の三種類があります。

通常タイプとハイタイプは視界を完全にふさがず、設置した時にあまり目立たず油はねをある程度防ぐことができますが、上昇気流に乗って広がる煙や蒸気などを防ぐ効果は低くなります。

全面ガードタイプは、コンロの全面をすっぽり覆うため、油はねや煙、匂いなどの拡散をかなり防ぐことができます。しかし、左右や背面からは煙などが広がるため、アイランドキッチンの短所を補う程度と考えた方がよいでしょう。

設置のメリット・デメリット

ガラスパネルを設置すると、高さによって効果は異なるものの、油はねをある程度軽減することができます。

また、半透明タイプのガラスパネルであれば料理中の手元を隠すことができるためプライバシー性が高まります。ガラスパネルに鍋のふたを立てかけたり、パネルをデコレーションしてアクセントにできたりするのもメリットと言えます。

 

しかし、ガラスパネルを設置することでアイランドキッチンが持つ開放感やスタイリッシュさが損なわれることがあります。通常タイプやハイタイプであればアイランドキッチンのデザイン性をそれほど損ないませんが、煙や蒸気の軽減効果はあまり期待できず、油はねを防ぐ効果も低くなります。

全面ガードタイプであれば、油はねや煙などを防ぐ効果は高くなりますが、覆うのは全面だけなので換気扇の性能などによっては不十分に感じるかもしれません。

また、パネルが大きく目立つため、アイランドキッチンの開放感やデザイン性が損なわれる可能性があります。ガラスパネルの高い部分などは、掃除の手が行き届きにくく、手入れが面倒に感じるかもしれません。

つけるかつけないか

ガラスパネルは油はねなどでリビングやダイニングに汚れや匂いが広がるのを防ぐ効果がありますが、パネルの高さやコンロの種類、調理法などによっては効果を実感できない可能性があります。

例えば、上昇気流が発生するガスコンロを使用する場合、通常タイプやハイタイプでは思うような効果が得られませんが、IHであれば上昇気流が起こらないため低いパネルでも効果が期待できます。

また、揚げ物などを頻繁に作るのであれば、ガラスパネルを設置するメリットは大きくなりますが、揚げ物などはほとんど作らない場合は設置するメリットが少なくなります。

まとめ

アイランドキッチンの製品によっては、ガラスパネルを後付けできないケースもあります。「必要性を感じたら設置しよう」と考える場合は、ガラスパネルを後付けできるかどうか、できるとしたらどのようなタイプがあるかなどを確認しておくとよいでしょう。

 

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