一覧に戻る

玄関に吹抜けを作るメリットとデメリットは何ですか?

吹抜け玄関のある家

家の第一印象を決める場所といえばやはり「玄関」です。玄関に物が多くごちゃごちゃしていたり、薄暗くじめじめとしていたりすると「乱雑」「陰気」といった印象になってしまいます。印象の良い玄関は出かけるときや帰宅したときの気分も左右するため、家作りでこだわりたい部分として「玄関」を挙げる方も少なくありません。

近年、天井を吹抜けにした「吹抜け玄関」の家が人気ですが、玄関に吹抜けを作るとどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

玄関の吹抜けのメリット

玄関に吹抜けを作るメリットは、なんといっても圧迫感のない開放的な空間になることです。玄関が広いと家全体が大きく感じられるのもメリットです。

また、窓を設置すれば採光性が高くなり明るい空間を作ることができます。

玄関の吹抜けのデメリット

玄関は居住スペースなどではなく、廊下などのように必要な時に限られた時間しか利用しない空間です。そのため、吹抜けのメリットを感じられるのは時間的にもわずかとなります。

一方、一階と二階を繋げるという吹抜け構造のデメリットは玄関を利用していないときでも感じることが多いようです。

 

【冷暖房効率が下がる】

一階と二階を繋いぐ吹抜けを作ると冷暖房効率が下がるということはよく言われることですが、玄関を吹抜けにすると特に「寒い」と感じやすいようです。

これは、玄関土間はリビングの床などに比べると断熱が低いことと、ドアを開け閉めするたびに冷たい外気が家の中に取り込まれ、一階だけではなく二階にまで影響を及ぼすためです。住宅の断熱性を上げることで緩和出来ますが、ドアの開け閉めによる影響は免れません。

 

【家族の出入りが気になる】

玄関を吹抜けにすると、玄関ドアを開け閉めした時の音や玄関での話し声などが二階に筒抜けになってしまいます。一階にリビングやキッチン、二階に居室という間取りの場合、夜間や早朝に家族の出入りがあると音が気になって眠れないなどの問題が起こる可能性があります。家族に夜勤の人がいるなど、生活時間の違う家族がいる場合は注意が必要です。

 

【メンテナンスがしにくい】

吹抜けのデメリットといえば照明器具や窓などのメンテナンスがしにくいことです。玄関は人が長時間滞在する場所ではないため、電気の交換はそれほど頻繁ではないかもしれませんが、掃除をしにくいのは大きなデメリットです。

吹抜けの玄関は開放的で明るい印象がありますが、照明や窓が汚れていると逆効果です。

まとめ

玄関を吹抜けにすると開放感があって広く感じられるというメリットがありますが、冷暖房効率や音、メンテナンスなどのデメリットが多いため、玄関に吹抜けを作るのはオススメしないという人も少なくありません。

しかし、吹抜けに天幕カーテンを取りつける、照明や窓のメンテナンスをするためのキャットウォークを作っておくなどの工夫でデメリットを軽減することもできます。

快適に過ごせる吹抜け玄関の家を作りたい方は弊社にご相談ください。

 

そのほかの「よくある質問」はこちら