表札とインターホン、ポストの位置を決める際のポイント4つ。
表札とインターホン、ポストの位置を決める際のポイントをご紹介します。
どこに置くかは意外と重要
表札とインターホン、ポストは住人と訪問者を繋ぐ機能を持ち、訪問者が最初に目にする部分です。
そのため、「スタイリッシュ」「ナチュラル」「クラシカル」など様々なデザインの物が作られており、デザイン性だけではなく機能性も備えた様々な製品が販売されています。
また、インターホンやポストは訪問者がそこでいったん立ち止まるポイントですので、どこに設置するかは非常に重要です。
表札、インターホン、ポストは一種の「結界」
表札は住人が誰であるかを知らせる機能、インターホンやポストは住人と訪問者を間接的に繋ぐ機能を持っているというだけではなく、「ここから先は許可がなく立ち入ってはいけない」という意志表示であり、一種の「結界」のような役割を持っています。
裏を返すと、表札などを利用するためには敷地内に入らなくてはならなくなるので、設置場所までは「ややパブリックな空間」といえます。
インターホンやポストなどを玄関わきに設置するとオープンで接しやすい印象になる反面、悪質業者の訪問販売員なども敷地内に招き入れてしまうのがデメリットです。
セミクローズ外構であればフェンスなどによる心理効果で侵入をある程度阻むことができますが、オープン外構の場合は境界があいまいになって侵入しやすい雰囲気になるので防犯性が低くなってしまいます。
距離によっては不便に感じることもある
インターホンやポストなどをドア脇に設置すると、訪問者と住人を区切るものがドア一枚になるので、距離が近く不安を感じるかもしれません。
しかし、ポストが玄関から近いと郵便物を取りに行く手間がかからず、雨の日なども濡れずに郵便物を回収することが出来ます。
玄関ドアとインターホンなどの位置を話しておくと防犯性は高くなりますが、郵便物を取りに行くのに手間がかかるほか、門を設置してそのわきにインターホンをつけた場合は住民が門を開けて出迎えなければならないのもデメリットです。
雨の日などは来客が濡れてしまうかもしれません。
防犯性で考えるとポストやインターホンはドアからある程度離した位置に置くのがよいのですが、利便性を考えるとドアに近い方がよいといえますね。
表札とインターホン、ポストを分けて設置するという手もある
現在、表札、インターホン、ポストが一つにまとめられた門柱が人気ですが、まとめて同じ位置に設置しなくてはならないという決まりがあるわけではありません。それぞれ異なる機能と役割を持っているので、防犯性や利便性を考えて分けて設置するという手もあります。
例えば、表札とインターホンは道路脇に設置し、ポストは玄関わきに設置するなどです。
この方法だと、周囲の人が誰の家であるかを簡単に確認でき、悪質な業者が敷地内に入るのを防ぐ効果が得られるうえ、インターホンがある場所から内側には入りにくいという印象を与えるため不要な広告の投函防止にもなります。ポストのなかを確認しやすいのもメリットですね。
駐車スペースとの位置関係に注意
玄関から離れた位置にポストなどを設置する場合、駐車スペースとの位置関係によっては車の出し入れがしにくくなる可能性があります。
視界がふさがって車を出しにくい、車庫入れの邪魔になる位置にあるなどと言ったことがないよう注意したいですね。
まとめ
クローズ外構の場合、表札やインターホン、ポストの位置は門の周辺に固定されますが、オープン外構やセミクローズ外構の場合は道路脇、玄関ドア脇、玄関アプローチなど自由な位置に設置することができます。
設置場所によって視認性や防犯性、利便性、外構の印象などが変わるのでじっくり選びたいですね。