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キッチンだけではない。勝手口の設置場所いろいろ。

キッチン以外の勝手口設置場所をご紹介します。

 

プライベートな玄関ともいえる「勝手口」

勝手口は、来客を迎えるときに使う玄関とは別に設けられた出入り口のことです。

マンションやアパートでは設置されないことが多いため、近年はなじみが薄い存在となっていますが、昔の一戸建てでは勝手口が設けられていることが多く、そのほとんどがキッチンに設けられていました。

「サザエさん」の家のように、三河屋のサブちゃんが御用聞きや商品の配達で使用するほか、ちょっとした買い物のときの出入り口に使うなど、家の住人や出入りの業者、近隣の人などが利用するプライベートな玄関といった方法で使われてきた勝手口ですが、近年はキッチン以外の場所に設置されることもあります。

 

洗面所や脱衣所などの勝手口

小さな子どもがいる家庭や園芸や農業などをしている人が家族にいる場合、表玄関から出入りすると家のなかに土や泥が持ち込まれることになってしまいます。

しかし、洗面所や脱衣所に勝手口を設置していると、屋内に汚れを持ち込むことを最小限にすることができます。

屋外で作業をしたあとすぐにシャワーを浴びることができるため、スポーツを楽しむ人がいる家庭にもおすすめです。

 

駐車スペースのそばの勝手口

駐車スペースが玄関から近いのであれば設置する必要はありませんが、家の裏側に駐車スペースがあるときなどは駐車スペースに行き来しやすい勝手口があると便利です。

もし勝手口がないと玄関を出たあと、家の外を大きく回って車まで移動しなくてはなりませんので、雨が降っているときや足元が暗い夜間などは非常に不便です。

雪が積もる地方であれば雪かきをする範囲が広がってしまいますので負担も大きくなってしまいます。

駐車スペースのそばに勝手口があると雨の日や遅い時間でも楽に車を利用できるほか、買い物の荷物を楽に持ち込むことができます。

また、インナーガレージを作ったときも勝手口を設置するとよいでしょう。

 

まとめ

このほか、リビングから庭や屋外倉庫に直接行き来できる勝手口や、玄関収納やシューズクローク、パントリーといった収納スペースに設けられた勝手口など、ライフスタイルや間取りに合わせて勝手口を設置することができます。

なお、勝手口を作るときはできる限り「屋内で靴をはき脱ぎできるスペース」と「ひさし」を取り付けることをおすすめします。

この二つがないと屋外に履物を出しっぱなしにしておかなくてはならず、雨などが降ると勝手口から雨が降りこんでくることになるため、設置したのはいいものの結局「開かずの扉」になりかねません。

 

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