注文住宅でリビングにブランコを作るときの注意点はありますか?
注文住宅でリビングにブランコを作るときの注意点についてご説明します。
注文住宅のリビングブランコ
小さい子どもはもちろん、遊び心のある大人にとっても「ブランコのあるリビング」は憧れの存在です。
建売住宅の場合は、専用の金具を取り付けることでブランコを設置できますが、構造によっては設置が難しい、不可能であるケースも少なくありません。
しかし、注文住宅であればリビングにブランコを作ることも可能です。
注意点1:安全性
リビングにブランコを設置する方法位はいくつかありますが、いずれの場合でも大切なのは「安全性」です。
ブランコの耐荷重は、設置方法、設置場所、ブランコの材質によって変化するため、ブランコ使用者の体重をあらかじめ想定してからブランコの設計プランを立てる必要があります。
また、耐荷重は実際の使用状況より多めに想定しておいた方がよいでしょう。
例えば、家庭に子どもが1人しかいないから、子ども1人分の耐荷重でよいと考えるのではなく、お友達と2人で乗ることも想定し、子ども2、3人相当の耐荷重で考えるという感じです。
場合によっては、梁の通し方や建材に変更が必要な場合もありますので、リビングにブランコを作ることを希望するときは、早い段階で相談しておくとよいでしょう。
注意点2:ブランコ設置に必要な空間の確保
ブランコは前後にスイングさせて遊ぶ遊具です。
そのため設置スペースには、ブランコが揺れるための前後空間が必要となり、最大でブランコの長さと同じ広さが必要です。また、前後だけではなく左右にもある程度の空間が必要です。
この、ブランコの安全を確保するためのスペースは、物を置くことができない空間ですので、必然的に収納スペースが減ってしまいます。
さらに、ブランコの使用中は通ることができない場所でもあるため、同線上にブランコを作ってしまうと大変不便になってしまいます。
ブランコをリビングに作るときは、ブランコを安全に使うための空間が確保できるか、収納スペースが十分確保できるか、同線を妨げないかを配慮する必要があります。
注意点3:ブランコを撤去できるかどうか
子どもが成長して不要になった時、ブランコを撤去できるかどうかも大切なポイントです。
また、リビングに大勢の来客がある場合など、ブランコを一時的に撤去するというケースも想定し、撤去だけではなく、再設置も簡単であることが望ましいでしょう。
普段は収納しておき、使用時のみブランコを設置するという場合、男性だけではなく女性でも簡単に取り付けと取り外しができる設計であることも重要です。
まとめ
注文注文住宅でリビングにブランコを作るときの注意点をご紹介しました。
リビングにブランコを作るという夢を実現したのに、不便な思いをしたり、使い勝手が悪く使用していない、使用中に怪我をしてしまったということにならないためにも、ブランコの安全性、作る場所などをしっかり打ち合わせしてから作るようにしましょう。