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住宅ローンのつなぎ融資について詳しく教えてください。

住宅ローンのつなぎ融資についてご説明します。

住宅ローンのつなぎ融資とは

住宅ローンという言葉は、誰もが耳にしたことがあると思いますが、住宅ローンに関連した「つなぎ融資」という言葉は、あまり馴染みがないかもしれません。

「つなぎ融資」は、新築一戸建てで特に注文住宅の住宅ローンに付随したローンのことです。

 

つなぎ融資が必要なケース

つなぎ融資が必要なケースとは、どのような時なのかをご説明します。

例えば、自動車ローンは、すでに完成した自動車を購入するときに「自動車の購入金額」に対して組むことができます。

住宅ローンもこれと同様に、すでに完成した住宅に対して組むことができるローンです。

そのため、分譲マンション購入や中古住宅の購入のように、物件がすでに存在している場合は問題なく住宅ローンを組めますが、注文住宅を「これから建てる」といったケースでは住宅ローンの利用ができません。

 

注文住宅でつなぎ融資を利用する場合の流れ


  1. 土地の購入:土地代

  2. メーカー、工務店と契約:着工金

  3. 上棟:中間金

  4. 完成・引き渡し:住宅ローン

 

住宅ローンが利用できるようになるのは、4の住宅完成・引き渡し後です。

そのため、1~3の土地購入費用や契約の際に発生する着工金、建築中に発生する中間金など、住宅が完成する前から費用が発生します。この住宅が完成していない段階で発生する、着工金や中間金などを賄うのが「つなぎ融資」です。

 

つなぎ融資の利用方法

つなぎ融資は、住宅ローンに付随するサービスなので、基本的に住宅ローンとつなぎ融資は同じ金融機関で受けることがほとんどです。

そのため、つなぎ融資を受けるためには「つなぎ融資を利用できる住宅ローン」を探さなくてはいけません。土地の売買契約と所有権移転登記が終わったら、住宅ローンと同時につなぎ融資の申し込みを行い、つなぎ融資の審査が降りたら融資金で土地代を支払います。

その後、ハウスメーカーや工務店と契約を結び、着工金や中間金の支払いを行います。

住宅完成後、各種登記を終えてようやく住宅ローンが融資され、住宅ローンの融資金でつなぎ融資を完済するという流れになります。

 

 

まとめ

住宅ローンのつなぎ融資を利用すると、少ない自己資金で理想の注文住宅を手に入れることができます。しかし、つなぎ融資は住宅ローンに比べ金利や手数料が高く、自己資金のみで着工金や中間金を支払うのに比べ、かなり高額になります。

つなぎ融資を利用する場合は、あらかじめ「どれだけの金額を」「どれだけの期間」利用するかをよく考えてから選ぶようにしましょう。

 

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