快適な3LDK平屋暮らしのために必要な土地と建物の広さはどれくらい?
平屋の魅力
上階を設けない構造の「平屋」は、必要な機能や設備が全て同じフロアにあるため移動が楽、家族とコミュニケーションがとりやすい、高齢になっても使いやすいといった理由から人気があります。
二階建てよりも構造が安定している、地震に強いといわれている平屋ですが、二階と一階で部屋を分散できないため、狭い土地には不向き、土地が狭いと家が小さくて不便になるという特徴があります。
快適に暮らせる3LDKの平屋を建てるためには、どの程度の広さの土地と建物にすればよいのでしょうか。
家の間取りをイメージする
土地の広さを決めるためには、まず建物の広さを大まかに決めておく必要があります。リビングの広さ、各居室の広さ、収納の広さなどを決めていきましょう。屋根裏部屋や屋根裏収納を作るかでも各部屋の大きさが変わります。
一般的に、3LDKの平屋の広さは約90~100平方メートル程度がよいといわれています。
庭や駐車スペースの必要性
家の広さだけではなく、庭や駐車スペースがどの程度必要かも検討しましょう。広い庭が欲しい、車を二台以上停められる駐車スペースが欲しいなど、ライフスタイルを具体的にイメージしください。駐車スペースを考えるときは、現在よりも大きな車に乗り換える可能性も考慮して、ゆとりのあるスペースを確保しましょう。
土地選びは「建ぺい率」を確認
建物の広さと庭・駐車スペースの広さがイメージ出来たら、必要な土地の大きさも分かります。
例えば、家と庭・駐車スペースを合わせた広さが100平方メートルだとしたら、土地の広さはその2~3倍程度にあたる200~300平方メートル程度が目安です。まずは広さである程度候補を絞っていきましょう。
ただし、土地はその土地ごとに「建ぺい率」が定められているため、単純に広さだけで決めることはできません。建ぺい率とは「その土地に建ててもいい建物の面積の割合」のことです。
例えば、建ぺい率が50%の200平方メートルの土地であれば、建物の最大床面積は100平方メートルとなります。もし、建ぺい率が30%であれば床面積100平方メートルの家を建てることはできません。
また、建ぺい率50%の200平方メートルの土地に床面積は100平方メートルの家を建てると土地容量ギリギリになるため、隣家との距離が近いなどの理由で不便に感じるかもしれません。屋外に物置などを設置したくなったときに困る可能性もあります。
土地を選ぶときは広さと建ぺい率を確認し、建ぺい率ぎりぎりにならないよう少し余裕を持たせるとよいでしょう。
まとめ
平屋の土地を探すためには、間取りをある程度決めて建物の広さを知っておく必要があります。しかし、個人で間取りを考えるのは意外と難しいため、計画を立てようと思っても一向に進まないこともあります。
このようなときは、平屋の建築実績が豊富な業者に相談しながら間取りを考えてみてはいかがでしょうか。
快適に暮らせる3LDKの平屋を建てたい方は、弊社にご相談ください。